あなたは一度就いた仕事を長く続けられますか?それともすぐに辞めて転職を繰り返してしまうタイプですか?
今回は仕事が続かない方に向けてお話しさせていただきます。「なぜ仕事が続かないのか、原因について」「仕事を長く続けるための唯一の方法」をご紹介させていただきます。
なぜ仕事が続かないのか?原因
そもそも何故仕事が続かないのでしょう。仕事が続かず転職を繰り返している方にアンケートをとると、以下のような結果がでました。
1、興味をもてない仕事を転々としているから ・・・・33%
2、本心で他のことに興味があるから ・・・・26%
3、考えて転職していない・その場限り ・・・・18%
4、飽き性・すぐに諦めてしまう・忍耐不足 ・・・・8%
5、人間関係が不得意だから ・・・・6%
6、働かなくてもいい状況・またはギリギリ生活できる状況 ・・・5%
7、病気が原因 ・・・・3%
8、その他 ・・・1%
仕事が続かないのは甘いからではない
「仕事が続かない」というと、一般的には「甘い」や「根性がない」と言われますが、上記の結果を見てもらっても分かる通り、それはほとんどの方に当てはまりません。当てはまるとするなら4番目の「飽き性・すぐに諦めてしまう・忍耐不足」くらいでしょうか。
上位3番目までを含む約80%の方は、そもそも今やっている仕事に興味を持っていないのが原因なのです。
興味がなくても毎月定額のお金さえ貰えれば満足という方もいますが、それだけで維持するのは中々難しいものです。それは優秀な人ほど顕著であり、優れた経営者なんかは極力無駄を嫌いますので、自分にとって何の意味もないと判断すれば、すぐに次へと頭を切り替えます。
つまり仕事が続かない自分に対して、一々落ち込む必要なんてありません。それよりも「考えて転職していない。その場限りで仕事を決めている」ことに対して、もっと深く考えるべきなのです。
仕事が続かないのは人間関係が苦手?病気の可能性
5番目以下となると悩みも深刻な問題です。
人間関係が不得意でどの職場でもうまくいかず、仕事が続かない方もいらっしゃいますが、このような場合理解してくれる職場を見つけるか、極力人と関わらない職場を選ぶかどちらかしかありません。但し入社前に理解してくれる職場を見つけるのは至難の業です。人間関係に関しては正直な所、入社してみるまで分からないからです。
でも理解してくれる環境に少しでも近づける方法ならあります。それは与えられた仕事をきっちりこなし成果を出すことです。
実は仕事をきっちりこなし堂々とした態度さえとっていれば、ほとんどの会社では認めてもらえます。多少コミュニケーションが下手な人でも、人間関係を作るのが苦手な人でも評価してもらえるのです。
勿論コミュニケーション能力が大きく関わる仕事、例えば営業などを選んでしまうと、仕事をこなすことは難しいですが、技術職のような仕事を選べば頑張り次第で他の者よりも上を目指せる可能性は十分にあります。
ですから一生懸命仕事に集中することができ、成果を出せる自信のある仕事を選ぶ必要があります。
但し例外として、うつ病や精神的な病気が原因で仕事が続かない方もいらっしゃいます。そういった方はまずゆっくりとした休養が必要です。
仕事を長く続けるためには
病気や特別な事情でない限り、仕事を長く続けるためには自分が本当にやりたいことを見つける、この1点しかありません。
「お金のために働くのか」「自分の欲望を叶えるために働くのか」「誰かのために働くのか」。
働き始めや転職活動中は、やる気もみなぎっているので、次こそは長く続けようと決心します。しかしいざ働きだし、嫌なことにぶつかると決心はすぐさま揺れてしまいます。働く動機付けとして決心は何の役にも立ちません。
決心しても「こんな筈じゃなかった」「次こそはちゃんとできる筈」「良い環境さえ整えば自分はできる」と都合よく切り替えられ、退職再就職の道を繰り返すのです。
ですからまずは本当に自分のやりたいことを考えましょう。
「〇〇の仕事をやりたい」でもいいですし、「お金をたくさん稼ぎたい」でもいいですし、「誰かのために働きたい」でもいいので、本当にやりたいことを考えてみて下さい。
私がやっている長く続けるコツと考え方
基本的には上記に挙げた「本当にやりたいこと」を考えるのが、仕事を長く続ける唯一の方法ですが、私が心掛けている以下の3つも良ければ参考にしてみて下さい。
仕事が長く続かない人に是非捧げたい3つのアドバイス、それは“ポジティブシンキング”“やることリストの作成”そして“自分の時間を作る“ことです。
ポジティブシンキング
生活をしていくためには働いて収入を得なければなりませんし、また多くの人は週1日だけ働けば1ヶ月生活が可能というわけでもないため、仕事時間は人生の大部分を占めることになります。
仕事時間>フリータイムな生活を送る以上、仕事の時間を少しでも楽しい時間にすることができたら、精神的にも肉体的にも楽になれると思いませんか。仕事に対して嫌いや辛いといったネガティブな意識を完全に払拭するのは難しいかもしれませんが、“ポジティブシンキング”を心掛けるだけで大分気持ちは晴れますし、仕事が続かない状況からも抜け出せるでしょう。
1時間も掛かると思ったが45分で終えられたのでラッキー。失敗はしたが最悪の事態は回避できたからOK。前向きな考え方と思いませんか。このように、前向きに考えることは決して難しくないのです。要は自身の目標値を少し低めに設定すればよいのです。
もちろん低すぎる目標値の設定や、失敗しても全く反省しないのはNGです。しかし仕事が続かないレベルにまで気持ちが落ちているのであれば、気持ちを上げるために少しでも達成感ややりがいを感じられるよう、敢えて目標値を低めに設定して自分を甘やかすことも大切なのです。
やることリストの作成
“ポジティブシンキング”と同時に実践して頂きたいことが“やることリストの作成”です。やり方は簡単。紙にやるべき事項を箇条書きし、作業が完了する度にその事項に線を引いて消すだけです。ポイントはリストアップ事項をなるべく細かく設定すること。
先程の“ポジティブシンキング”同様、要は目標値を少し低めに設定し、達成感ややりがいを感じやすいようにしておくのです。これは私も前職で仕事に対して意欲が全く湧かなかった際に行った方法なのですが、リストに完了を表わす線が増えていくだけで、達成感ややりがいを感じ、不思議と気持ちも明るくなるのです。
おまけに必須項目をリストアップすることで、し忘れたり、失敗を防げるため、ストレス原因を減らすことができます。仕事に対してネガティブな意識が強い人であればあるほど、この“やることリストの作成”は達成感ややりがいを感じやすく、そしてストレス原因を減らせるため、非常に効果的な方法なのです。
自分の時間を作る
忙しいとついつい残業時間が長くなり、自身のフリータイムがますます減ってしまうものです。しかし忙しい時やストレスが溜まっている時であればあるほど、“自分の時間を作る”ことを優先して頂きたいものです。
と言いますのも、溜まったストレスや疲労をリセットさせる時間がなければ、更なるストレスや疲労を呼び込んでしまうからです。
冷静に考えれば、仕事には優先順位が必ずあるはずです。全ての仕事が残業してでもその日中に終わらせなければならないものとは限りません。また顧客や取引先といった社外の人に確認を取るべき事項であれば、基本的には稼働・営業時間を過ぎれば次の日に回せばよいのです。
溜まったストレスや疲労をリセットさせるためにリフレッシュ時間を設けて、また次の日から頑張るというスタイルを取れば、集中力も違いますし効率もUPするでしょう。マイナス要素が更にマイナス要素を生み、そしてそれが仕事が続かない原因に直結するため、辛い時期であればあるほど“自分の時間を作る”ことを積極的に行うべきなのです。
まとめ
このように仕事が長く続かない人に捧げたい3つのアドバイスとは、“ポジティブシンキング”“やることリストの作成”“自分の時間を作る”なのです。落ち込んでいる気持ちを少しでも上げるために達成感ややりがいを感じやすい空間を作ると同時に、ストレスや疲労をリセットできるような空間を作ってあげるべきなのです。
転職はもちろん賛成ですが、視点や姿勢を変えたうえで現状を見つめ直し、改善を図るアクションを先ずは取って見ることが大切です。