本記事は「求人票と実情が違う。職場の雰囲気を応募前に知る方法はないか」という転職経験の多い女性(保育士)からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。
個人の情報収集に限界がある理由、プロ(支援サイト・派遣会社)の持つ情報量の使い方、入社後ギャップの正体は「転職の軸」の不在だという指摘、妥協できる条件とできない条件の整理法を、それぞれの立場から具体的に解説します。
他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。
回答者は以下の2名です。
この記事に回答した専門家

三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。
この記事に回答した専門家

田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。
ご相談内容:応募前に職場の実情を知る方法について(女性・保育士)
質問
私は何度か転職したことがあります。
OLから保育士に転職したときは、人材派遣の会社を利用していいところに就職でき、とてもうまくいきました。
ただ問題があったといえば、園からずっと働いてほしいので直接雇用を望まれたとき、派遣会社と園とで少しもめて気まずい思いをしたことです。
その後家庭の事情で引っ越しし、新しい園に就職したときから3度転職しましたが、なかなかうまくいきません。現在も転職を考えています。
まず転職活動をするとき困るのは、求人票と実情が違うことが多いので、求人票を見ても選びづらいこと、求人票の項目が埋まっていなかったり、曖昧な記述になっていることあることなどです。
またいざ職場で働いてみないと雰囲気がわからないことも大きいです。見学できるところもありますが、見学するともう応募しにきた、というように思われがちで気軽にたくさん見るということもできません。
一旦入ってしまうと、入ってすぐ合わないと気づいてもすぐにはやめられず、結局そのまま無理して続けることになってしまいます。
難しいことですが、なんとか、働く場所の実情や雰囲気がもっとわかった上で応募するということができたらいいのに、と思います。
人事・転職アドバイザーの回答

個人の情報収集は限界。プロの持つ情報量を借りましょう
人事
転職後のギャップに悩まされてしまうことが多く、どのように企業チェックをすればよいのかということでお悩みなのですね。
個人的に企業を調査したり、ハローワークの求人で転職活動をしたりすると、残念ながら得られる情報量は非常に少なく、どうしてもハイリスクな転職活動になってしまいます。
従い、私としては転職支援サイトや派遣会社等、民間のプロの力を利用するのが最も良い方法であると思っています。
転職支援サイトではネット上で企業情報を入手することができるだけでなく、イベント等にも参加できるのが特徴です。
イベントには多くの企業が集まりますし、そこで様々な企業情報を得ることができます。直接採用担当者と話ができるのも魅力ですね。
また派遣会社についても、ハローワークの倍以上の企業情報を持っています。経験上、残念ながらハローワークは情報量が求人票の紙ぺら一枚なんてこともざらですが、派遣会社はそんなことはありません。
貴方が過去に派遣会社を通して行った転職が上手くいったのも、派遣会社がきちんとマッチングを行ってくれたことや多くの情報量を得られたことがかなり大きいはずです。
自分一人だけの力では転職はなかなかうまくいきません。
コネや紹介等のネットワークがあれば別ですが、斯様なものが無いのであれば、是非プロの力を借りて進めた方が良いでしょう。頑張ってください。

入社後ギャップの正体は「転職の軸」が無いことです
転職アドバイザー
ご自身のお悩みとしては、実際に入社する前と、入社した後の内容が違うという事ですね。
確かに求人票がすべてではありません。また求人票を過信してもいけませんが、残念ながら人材派遣会社の営業だけではすべてわかりきらない事は事実だと思います。
情報収集はご自分でもできると思います。
インターネット等で確認をされたり、同業者からの評判を確認するなど受け身にならずどんどん自分から情報を収集してください。
また面接は自分自身が一方的に面接される場といだけでなく、ご自身もその保育園を面接し、自分自身もマッチングする場であるという事を忘れないでください。
また入社された後のイメージが違うとよくおっしゃる方に多いのが、ご自身の転職の軸を決めていないことがあります。
今回何について不満を持ち、転職をしたいのか、たとえば待遇面や残業など何が満たされれば満足できるのか、また優先順位をつけてください。
また保育園ですと、女性が多い職場ですので、そのような部分に不満を持っているのであれば男女比率を確認するなどされてください。
残念ながら完璧な理想通りな職場はありません。
自分にとって何が妥協できるのか、何が妥協できないのかを今一度クリアにされ転職活動委当たられてください。
情報量の多い媒体の使い分けは、後悔しない転職エージェント・転職サイトの選び方で整理しています。
人事・転職アドバイザー・職安相談員への質問・相談
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M・T 女性