グループ面接のコツ
グループ面接を成功させる本当のコツとは、ずばり、面接で一緒になった人たちを自分の仲間と思いながら面接に臨むことです。なぜならそもそもグループ面接を行う目的とは、協調性や対人コミュニケーションのチェックだからです。
自分以外の他人を尊重できるか。周囲に配慮した行動が取れるか。
この二つを面接官は見ているのです。
したがい、グループ面接で一緒になった人たちを敵ではなく、仲間と見なして接することがグループ面接成功の本当のコツなのです。
自分以外の人たちの話をしっかりと聞く
グループ面接のとき、自分の番が終わればそれで終了と思っていませんか。もしそうであれば、それは大変な誤解です。グループ面接はグループ全員で臨むもの。
したがいグループ面接で一緒になった人たちは、自分の敵ではなく仲間、戦友なのです。自分の発言タイムが終われば終了ではありません。その場にいる仲間全員の面接が完了してはじめてグループ面接が終了するのです。
したがい自分の番が終了した後に気を抜く、仲間の話には耳を傾けないというような姿勢でいると、面接官より、協調性ゼロ・自分勝手な人と判断されてしまいます。
必ず自分の発言タイム以外でも、仲間の話に耳を傾け、賛成する点には頷くなど、きちんと最後まで真剣に参加しなければなりません。面接官は、就活生が面接室のドアを開けて入出した瞬間から、面接室を退出するまでの全行動を見ています。
自分の発言タイムに行ったPRが折角うまくいったとしても、その前後の自分の振る舞いが身勝手なものであれば、全て台無しになってしまうのです。
決して自分だけ目立とうとはしない
グループ面接の場合、大抵、就活生一人に充てられた時間は約5~6分ほど。非常に短いです。そのため個人面接の時よりも、伝えたいことが伝えられないのではと不安に思う人も多いでしょう。
しかしそこで自分一人だけ目立とうと考えるのは大きな誤りです。
先程も申し上げたように、グループ面接に参加する自分以外の人たちは全員仲間。
そして面接官はその仲間たちとの協調性を見ています。そのため自分だけ目立とうという勝手気ままな行動は御法度です。与えられた時間内で他の人たちに配慮の上、面接官に自分自身を最大限売り込むのが重要なのです。
自己PRをするのに夢中で知らず知らずのうちに身勝手な行動を取っている人よりも、周囲を気遣いつつ上手に自身をPRできる人。そんな人こそ、面接官が好印象を抱く人なのです。
その場にいる全員が理解できるように話す
何度も申し上げますが、グループ面接はグループ全員で臨むもの。ゆえに話す内容は面接官だけでなく、仲間にも理解できるものでないといけません。その場にいる誰もが理解できるように話をすることができるかどうか。
これこそチェック項目の一つである対人コミュニケーション能力の有無の確認なのです。しかしながら、その場にいる全員が理解できるようにという点に気を取られ過ぎて、長々といつまでも話すというのはマイナスポイントです。
話す内容はあくまで簡潔に分かりやすく。もし専門用語などがあるのであれば、是非別の分かりやすい言葉に言い換えましょう。相手のことを考えつつ、自分の伝えたいことを正確に伝えること。
それができる人ほど、面接官より対人コミュニケーション能力が高いと判断して貰えるのです。
まとめ
このようにグループ面接を成功させる本当のコツとは、面接を共に受けている自分以外の人たちを仲間と考え、面接官だけでなく仲間にも気を配りながら、その場にいる全員が理解できるように自己PRすることです。
グループ面接の目的は、あくまで協調性と対人コミュニケーション能力のチェック。その目的を正確に理解した上で適切な行動をすれば、グループ面接の場で自分勝手な行動なんて一切取れないはずです。その場にいる皆で共に合格を掴もう。
そのくらいの気持ちでグループ面接に臨むことこそが、合格への近道、成功のコツなのです。