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在職中・退職後の転職活動

【ブラック企業あるある】「仕方ない」と我慢したのが間違いだった

「人が足りてないし休日出勤は仕方ないか」

「小さい会社だし残業代がでないのも仕方ないか」

「違法労働だけど自分が甘いだけかも、周りは文句言ってないし仕方ないか」

 

会社に勤めていて「この労働環境なんとなくおかしい気がする。でも○○だから仕方ないか…」と考えたことはありませんか?

この「仕方ない」。実はブラック企業の罠にハマっている可能性があります。

編集部
今回ブラック企業に勤めていた方にたくさんのアンケートを実施しました。

すると、ほとんどの方が薄々おかしいとは感じながらも、退職前後までブラック企業だったと気付かなかったこと。そして後悔していることです。

共通していたのが、「○○だから仕方ない」と無理やり我慢して働いていたこと。

冷静に考えれば、

「人が足りてない≠休日出勤は仕方ない」

「小さい会社≠残業代がでないのは仕方ない」

「違法労働≠周りは文句言ってないし仕方ない」

これらが全てイコールでないことは一目瞭然ですが、渦中にいる当事者は気づかなかったり、仕方ないが勝ってしまい、数年経った後、時間を無駄にしたと後悔するのです。

・○○だから労働環境が悪くても仕方ないはブラック信号
・「なぜ仕方ないと思って働いていた?」ベスト8
・ブラック企業就業経験者の体験談

もし以下で紹介する「仕方ない」に当てはまっていた場合、今は狭い世界しか見えておらず冷静さに欠けてる場合があります。
無駄な時間を過ごさない為にも、一度立ち止まって考えてみましょう。
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※1 東京商工リサーチ調べ 調査期間2022.09

「私たちがブラック企業に気づかなかった」理由、「仕方ない」と我慢して働いていた理由

ブラック企業に気づかなかった理由

編集部
100人アンケートで「労働環境がおかしいと思いながらも、仕方ないと思って働いていた理由」が上記のグラフです。

半分以上の人は「上司が言うことだから正しい、仕方ない」と思っていたことが分かります。順に見ていきましょう。

1.「上司が言うことだから仕方ないか」

上司の言うことだから仕方ない

怒る女性

DM発送代行・印刷

36歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

残業代が全くつきませんでした。残業代がないのは何故か、社長がよく朝礼で言ってました。「仕事が終われば昼にだって帰ればいいんだよ。どうやって仕事をするかは自分で決める!裁量制なんだよ。出来るやつになれ!」。しかし現実は17:00になって印刷用のデータが納品され、翌日午前中まで仕上げで印刷をかけなければいけない状況なので残業必須です。

「でも仕方ないか」と思ったこと

当時は完全なる『社長教』に入会していたんだと思います。毎日誰かが怒られ怒鳴られ土下座して、社長節炸裂してました。ミスを犯した時は社長室に呼ばれ、何故ミスを犯したか?その時他事をしていたのか?何を考えていたのか?何をしゃべっていたのか?全て自白を強要されます。自白しないと永遠に怒鳴られるからです。そんな恐怖の毎日の中、稀に社長から誉められたりする事がありました。アメとムチです。段々と社長が言っている事が世の中の『正』だと感じるようになっていき仕方ないと思っていました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

社長教を脱退できて本当によかったです。旦那さんに、あの会社を退職してから「顔色も顔つきも良くなって、ほっとした。」と言われ、初めて自分が悲惨な会社で働いていた事に気がつきました。1年に20人以上の方が入れ替り入社退職していく会社です。辞めた元営業さんから労働基準監督所に状況報告され、何ヵ月か後に残業代として10万円程支給がありました。しかし、それ以降残業代としてお給料が支給された事はありませんでした。

怒る女性

出版業界

23歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

友人の結婚式があったので、上司に相談して有給休暇を申請し許可をもらいました。しかし有給休暇前日にクライアントと契約が決まり「お前が担当しろ。明日中にたたき台をクライアントに提出しないと入稿が間に合わない」と言われました。明日は友人の結婚式だったためできない旨を伝えると怒鳴りつけられ、新卒であったためこれ以上いい返す事ができず、結局結婚式は友人に事情を説明して欠席になりました。

「でも仕方ないか」と思ったこと

当時は毎日嫌味を言われたり、新人イビリをされているうちに思考回路がおかしくなってしまい、全部私が悪いんだと考えるようにもなっていました。社会人経験も少なかったため、上司が有給撤回と言えば簡単に取り消しにできるもの、上司が言うことだし仕方がないと思っていました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

絶対におかしいと思います。有給休暇の申請をして、会社として正式に許可が降りていたのに勝手な都合で取り下げられるのは理不尽そのものです。その上司が怒鳴っているのを、上司よりも上の立場の課長や部長、常務、専務も見ているのに、見て見ぬ振りをしていました。ブラック企業の典型だと思います。

怒る女性

金融機関の窓口業務

42歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

「窓口業務」「ノルマはなし」「一般職」という条件で採用でしたが、蓋を開けてみれば「窓口業務をやりながらノルマを課される」「一般職なのに担当顧客をもたせられる」仕事に変わっていきました。総合職の営業マンとあまり変わらないのに、お給料は一般職の給料のまま。ノルマが終わらなければ当たり前のようにサービス残業(会社トップからは残業は月7時間までに抑えるように言われていたらしく、手書きのタイムカードは適当に7時間になるように記入させられる)になるし、夏休みなども返上させられていました。

「でも仕方ないか」と思ったこと

おかしいおかしいと皆が思っていたのですが、なかなか言い出せず。一度労働組合の聞き取り調査の時に「内密にしますから」という言葉を信じて、皆で勇気を振り絞っておかしい現状を訴えました。その結果、組合から上司に注意喚起→翌日私達が上司から怒られる(お前ら責任を果たさずに権利ばかり主張しやがって)という悪循環に陥り、、刃向えば倍以上になって返ってくるので仕方ないと思って耐えていました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

もう見切りをつけて退職しましたが、有給休暇もほぼ使えずに終わり、ストレスばかりが溜まっていいことはなかった気がします。組合ではなく、労基にでも訴えればよかったです。サービスした残業代を返してほしいです。二度とあんな会社には勤めたくないです。

2.「昔からの社風だから仕方ないか」「変わらないから仕方ないか」

昔からの社風だから仕方ない

怒る女性1

物流センターでの事務

23歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

年間で休みが80日しかなく(入社時に聞いていた話と違います)、また具合が悪くても熱が高くても必ず出社し、どのぐらい具合が悪いのか周りに判断してもらう必要がありました。仕事が困難そうと周りが判断すれば、そのまま直帰が認められるといった会社です。

「でも仕方ないか」と思ったこと

自分以外は全員20歳以上も年上の職場。上司や先輩からも「ずっとこんな感じだから気にしても仕方ない」と言われていた。私も学校を卒業したての新卒社員だったので、「こういうものなのかも」と我慢していました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

最近ブラック企業という言葉が有名になってきて、やっぱりひどかったのかもと感じている。

怒る男性

専門商社・営業職

29歳男性

「この会社少しおかしい?」と思ったこと

50時間ほど残業していましたが40時間はサービス残業。夜12時頃まで仕事をしていたこともあります。管理職がサービス残業を黙認していて、それだけやっても残業時間がつかないのは精神がおかしくなりそうで、仕事をやっていて泣いてしまうこともありました。

「でも仕方ないか」と思ったこと

先輩は生え抜きが多いので、「こうするしかないんだ」と説得させられた時は、どうしようもない、仕方ないとむりくり納得していました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

サービス残業をさせないと会社の経営が成り立たないほどピンチに追いやられていたのであれば仕方ないと感じます。ただ、役員はしっかりと給料をもらっていたので、会社として駄目な企業であり、良くない部分が集まっている会社と今になって思います。

3.「周りも我慢してるから仕方ないか」

周りも我慢してるから仕方ない

怒る女性

営業職、IT系の総合商社

36歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

会社からは年間20日の有給休暇が付与されるのですが、「指定有給休暇制度」というものがあり、自分で自由に休む日を決めて休める日数が2日に指定されています。特に休みたくもなかった日程で休みを取らされたのですが、その後「有給休暇取ったんだから売上を増やすのは当然だ」と通常よりも大きな売上を求められました。有給休暇って何だろう?と思わされる会社です。

「でも仕方ないか」と思ったこと

男性ばかりの職場ですが、先輩諸君が皆さん「休んでもすることがない」と発言する人たちばかり。私は趣味が多々あるので有給休暇を心から求めていますが、することがない人たちが多い環境だと、休みが何故必要なのか?というそもそもの根本を理解してもらうことができません。風邪を引いても発熱しても出社する、という世代がいなくならなければ何も変わらないので、仕方ないと思います。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

休みたいです。何故、会社に義務付けられた有給休暇を取得できないのかの意味がわかりません。毎年有給休暇を捨てているのがもったいないと思います。


怒る男性

製造業、眼鏡、コンタクトレンズ製造

47歳男性

「この会社おかしい?」と思ったこと

21時まで会社に居ても19時までの残業代しか支給されなかったり、特に仕事がなくても会社にいることを強要された。あと、有給休暇は会社の制度としてはあっても、自由に使えなかった。有給休暇を施行するにあたって、事前に有給休暇の申請を出すわけですが、普通に旅行に行く等の理由では許可が降りず身内の引っ越しや結婚式等のどうしても休まなくてはいけないような理由でないと休めなかった。

「でも仕方ないか」と思ったこと

遅くまで仕事をしているのが偉いといったような雰囲気があった事、社員や上層部もそれが当たり前の様に感じていたと思います。会社の事を親にも相談しましたが、親も田舎の人間で、それが当たり前のような口ぶりでそうなのかなと半ば諦めていました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

給料も安く休みもまともに取れないので、数年後、結婚を機にその会社を辞めました。その後、別の辞めた人間が労働基準局に通報して指導が入ったようですが、その後もあまり変化はなかったようです。自分は早めに辞めて良かったと感じています。

4.「社長や周りが良い人だから仕方ないか」

周りが良い人だから仕方ない

怒る女性

医療(看護師)

31歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

「あなたの成長のためだから」「みんな満月だからありのままでいればいいの」が基本の、宗教的な方針の訪問看護ステーション。書類を作成する時間は勤務時間に含めたくないと言われ、持ち帰り深夜まで記録をし、次の日朝8時には出勤という状況。また勤務時間5時間のなかで1人1時間×4は回ることを強制される。移動距離は1時間かかっても関係なし。物理的に無理だと言っても「社長が4件まわらせるようにいったから」と上司はいい、「これはあなたの成長のためだから」と社長夫人がいいう。

「でも仕方ないか」と思ったこと

とにかく人手不足なことはわかっていたし、一番負担をかけられているスタッフはとてもいい人で、自分や子供の体調不良で欠勤するときはその人がかわっていてくれたため、その人のためにも辞めたくなかった。宗教的な内容については、セミナーなどでお金をとられることはなかったし、訪問看護で基本個人プレーなので他のスタッフとすり合わせをする機会もなかったから、どれくらいおかしいのか気付きにくい環境だった。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

経営母体が有限会社で医療法人ではなかったので、医療従事者の常識が常識じゃない現場だったんだなと思う。

怒る女性

営業事務兼設計兼デザイン兼総務

40歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

年俸制、残業代は年俸に含まれてますと言われ残業代は払われません。なのに、平均1日四時間は残業しないと仕事が片付かない仕事量でした。また私は一応一般事務で採用されたのですが、なぜか3年目には設計やらデザインやら営業まで兼任させられました。

「でも仕方ないか」と思ったこと

こんなに過酷な職場でしたが、10年も勤めてしまいました。なぜかというと、人間関係はとてもよく、社長も上司もいつもありがとうと言ってくれるのでついつい会社のためにつくしてしまいました。また、きちんと仕事をしている社員は評価してくれ、毎年昇給はあったので仕方ないなと思ってしまいました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

働き方改革などで少しは改善されているとは思いますが、あの時はなかなか社員として採用されるのが難しかったので辞められなかったなと思います。家に帰って寝るだけの生活をしていましたが、あんなに頼られてがむしゃらに働いたあの10年は充実していたのかもしれません。

5.「この業界・職業は仕方ないか」

この業界職業は仕方ない

怒る女性

美容師・スタイリスト

39歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

美容室で歩合制給料で勤務していました。正社員で採用される前に初めの3ヶ月間は絶対保証期間で給料が保証される試験期間で勤務しました。顧客がいない時でも座ってはいけない、体調不良で休むと医師の診断書の提出と罰金27000円が課せられました。日給よりはるかに多い金額です。また1ヶ月もたたないうちに仕事が遅いから使用期間は終わりと告げられました。

「でも仕方ないか」と思ったこと

罰金27000円が課せられたりスタッフは不満に思っていたはずですが、「美容業界はこういうものだ」と半ば諦めており、仕方ないかと我慢している人が多かったです。オーナーとの関係を拗らせたくない、首になりたくないという気持ちから立ち上がる人もいませんでした。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

私のような人が今後いなくなるように、きちんと3か月分のお給料は保証するよう言いました。オーナー本人は最終日には私の前にはあらわれませんでしたが後継者の息子が3ヶ月分の給料を持って私に謝罪しにきました。なんとなくお騒がせ女子の駆除にも見えましたが…。あれからあのお店がどうなったかは知りませんがスタッフを大事にしてくれてると信じたいです。

怒る女性

動物看護士

24歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

個人経営の動物病院に動物看護士として働き始めました。休みが週に1回しかなく、診察受付時間を過ぎても電話一本で急患を受け付けていたので緊急オペ帰りが夜中の2時なんて時もありました。一日中立ちっぱなしの仕事ですし、体力も使う仕事なので週1の休みでは全然足りませんでした。それに加え、タイムカードが導入されていなかったので残業代もしっかりと計算されていません。給料もめちゃくちゃに低い(15万以下)ので、これでは全く割に合わないと感じました。

「でも仕方ないか」と思ったこと

生き物を扱う仕事なので、急患や入院患者を助けるために、従業員の時間を費やす必要があるのは仕方のないことだとは思います。相手が動物だと、どこが痛いとか喋ってくれるわけではないので一件一件の診察にも時間がかかってしまいます。病院によっては受付時間外の診察は全く受け付けないところや、時間外になったら留守番電話に切り替えるところもあります。私がいた病院は、急患はいつでも受け付ける、というような方針だったので、この病院で勤務することを選択した自分の責任でもあるし仕方ないと思っていました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

私は仕事だけで生きていきたいと思うような人間ではなかったのに、当時を振り返ると本当に仕事しかしていなくて、貴重な若い時間がもったいなかったなと思います。

6.「会社に恩があるから仕方がないか」

会社に恩があるから仕方ない

怒る女性

痩身エステサロン・エステティシャン

28歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

どんなに残業が発生しても打刻時間を修正され、なかったことにされる。サロンに出勤したら基本外にでることは許されず、ご飯を買ってくるのも認められていなかった。お客様に商品を売り込む際も、人の好さに付け込むようなやり方だったため、自分が一歩間違えれば犯罪者になっていたかもしれないと思う。

「でも仕方ないか」と思ったこと

でも店長がいい人だったため、面倒を見てくれるし恩があり、なるべく協力したいという思いがあった。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

当時お店にいたころは自分でもおかしいと思うくらい洗脳されていたのかなと思うことがある。正直、当時に戻りたいとは思えない。しかし、当時の店長はいい人で色々な経験をさせてくれ、ある意味社会勉強になった面も少なからずあるため、今でも感謝している部分がある。

怒る男性

倉庫業、事務業

33歳男性

「この会社おかしい?」と思ったこと

年末の忙しい時期、残業時間の改ざんを上司から言われました。それなりに大きな会社なのですが、上場するために臭いものにはフタをしたいらしく取締役から言われました。かなり高圧的だったため従うしかなくそのように改ざんしました。それが半年続いて月の休みが3日から4日くらいしかなくとてもつらかったです。結果的に全てサービス残業になりました。

「でも仕方ないか」と思ったこと

11年も務めていたので、会社に対しての思入れもあり、リーダークラスまで昇進はできたのでまぁ仕方ないかなと思い我慢できました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

総合的にみて、あまりいい会社では無かったと思います。みんな会社の上席の顔色を伺って会社に魂を売っている社員が多かったので、間違っていても何も言えない雰囲気が強かったです。今思えばそれでも会社のために立ち上がるべきだったのかなと思っています。

7.「人手不足だから仕方ないか」

人手不足だから仕方ない

怒る男性

老人ホームでの管理兼調理師

31歳男性

「この会社おかしい?」と思ったこと

都心から離れた老人ホームで調理補助をしていました。管理兼調理師の方が、1年の休みが3日あるか無いか程度だと仰っていました。タイムカードを見てみると確かにびっしりと出勤している様子で、タイムカードの横には毎回「人員不足のため」と補足されていました。

「でも仕方ないか」と思ったこと

ただ田舎の都心から離れた山間部と、立地条件が悪く通勤に時間を費やする上に、待遇が微々たるもの。人員不足だから仕方がないのかもと思いました。その反面、近所のご高齢者はどんどん入居する始末。これは過疎化地域ならではの、回避することが非常に難しい悪循環だと感じていました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

ただ後になって考えるとブラック企業には上の人間に問題があるように思います。「とにかく経費を削減したいだけ。人材は消耗品だ」という考えが、上司の態度や言動からひしひしと伝わってきました。新入社員の頃は過度なストレスに晒され、出世したとしてもブラックなやり方を下の人間に強要するという悪循環がブラック企業にあると思います。

8.「自分の力不足だから仕方ないか」

自分の力量不足だから仕方ない

怒る女性

アパレル販売員

32歳女性

「この会社おかしい?」と思ったこと

タイムカードは開店前ギリギリに押す。開店準備は就業時間に含まれない。閉店して5分の間にタイムカードを切る。閉店後の片付けや掃除は就業時間に含まれない。シーズン毎に新しいものを7着は購入しなくてはならない。安いものは従業員割引対象外にされる。ノルマがあり3回目以上きている方にはすでに担当がいるので、接客しても担当のその人の売上になる。

「でも仕方ないか」と思ったこと

「テキパキやったら5分で開店準備も閉店後の片付けや掃除も終わらせられる」って店長に言われているから、店長の最終確認も含めてやり直して30分かかってしまう自分が悪いから仕方ないかと思っていました。またノルマ対象外の人を見極め、それとは別に自分の売上が上げられないのは力量不足だから仕方ないかと思っていました。

「冷静に今振り返ってみて」どう思うか

店長やほかの従業員が開店準備も閉店後の片付けや掃除をしても15分以上はかかっていたし、タイムカードも切ってなかったから後で考えてみてもおかしい。また長く働いている人がノルマ達成するのは周りが手伝ってるからだから当たり前。力量不足の問題じゃないじゃないか

編集部
会社が苦しい時期や、社員一同で頑張るタイミングなら、「ある程度の残業や休日出勤は仕方ない」場面もあるのが現実です。

ただ、この「仕方ない」という労働者の優しさを巧みに利用するブラック企業が多いのも事実で、意図的に文句を言わせない空気を作ったり、うまくごまかしながら度を超えていく会社も多いので気をつけて下さい

ブラック企業からの転職!椿さんインタビュー

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