前回までのあらすじ
大学在学中に映像制作を始め、プロになるため大学卒業後も就職せずに活動をする。30歳で夢を諦め就職活動を行う。3ヶ月間転職サイトを利用し面接を受けるも、不採用の結果が続く。
中学卒業後から音楽に明け暮れ、プロのミュージシャンになるためバンド活動を行う。28歳で夢を諦め就職活動を行う。ハローワークを利用し面接を受けるも不採用が続く。アルバイトをしながら就活を行う。
職歴なし体験談比較 木下・井上
今回は木下井上の就職活動3ヶ月目「迷走期」です。
「職歴なしの起業」についてお話させていただきます。
職歴なし、ニートからの起業
前回、就職活動中に貯金が底をつき飲食店でアルバイトを始めた井上。
しかし正社員職を希望している井上にアルバイトでダラダラしている時間はありません。一刻も早く安定した仕事に就きたいと焦る日々が続きます。
ここで彼の思考回路は錯乱し、就職活動は特殊な例に出くわします。
「このまま時間だけが過ぎていったらどうしよう?」
「このまま就職活動していても一生採用されないのでは?」
「仮に就職が決まったとして、5年後同級生がそれなりの地位で働く中、自分だけ平社員?」
「じゃあ自分で仕事を作ったらどうだろう?」
そう、起業を考えだすのです。
「資格をとり店をオープンする」「新しいサービスを考え売り込む」「輸入転売で稼ぐ」「アプリを開発する」。
起業できるありとあらゆる方法を井上は考えます。また協力者が必要と考え、白羽の矢が立ったのが木下でした。
話を持ちかけ一緒にやろうと説得したのです。
木下も焦っていたのは事実であり、就職活動をしながらではありますがその話に乗ります。
しかしアイディアがあるから起業する訳でも、顧客があるから起業する訳でもなく、起業をするのが目的の2人。また社会経験の乏しい二人には知識も何もありません。
色々2人で意見を出し合ったものの、結局良いアイディアは出ませんでした。
ニートから起業の可能性
POINTニートの方・フリーターの方・職歴なしの方は、就職が決まらない焦りから、一度は起業に辿り着くのではないでしょうか。
ただ成功の可能性は低いということは頭に入れておきましょう。
実際私の知り合いにも何人か起業をした者がいますが、大半がうまくいってません。成功例は1%にも満たないと考えてよいでしょう。
但しすでに何かしらの技術やアイディアを持っている方なら起業も捨てたものでありません。また顧客をすぐに確保できる方ならうまくいく可能性も高まります。
「会社に縛られる事ない生活」「自分の思い通りに生きる」「やりたいことで稼ぐ」。そちらの方が良いに決まってます。
どうせこのご時世、何処かに就職が決まっても一生が100%保障される訳ではありません。しかもニート職歴なしの経歴ならば採用もされにくい。それならばと考えてもよいでしょう。
ただ一言つけ加えたいのは縛られない生活の方が大変ということです。
全部自分で考え、全てが自己責任。働かなくても赤字になろうとも誰も文句はいいません。自ら考え自分を律して仕事に取り組み、全てを捧げる気持ちで行わなければなりません。
生半可な気持ちでは不可能です。それくらいの強い意思を持って頑張って、成功は1%くらいと考えても良いです。
また最初はうまく行っても継続するのは更に大変です。
一年目は右肩上がりに成長するが二年目三年目から赤字となり、気が付けば倒産というケースはかなり多いです。運の要素も入ってくるでしょう。
これらを知った上で、「それでもやってやる!」くらいの勢いがあれば、起業という選択肢も良いのではないでしょうか。何事もやってみないと分かりません。
ただ起業するにしても一度何処かの会社へ入り副業として同時進行。軌道に乗ったら会社を辞めて専業でやるのが最も無難な方法です。
2人で起業について調べてみるもよく分からず、結局2週間程で話は流れてしまいました。
木下・井上の就活比較
ほぼ同条件で、同時期に就職活動を始めた木下と井上。
思うように内定が出ずに時々迷走をしますが、就活を続けていきます。
大学在学中に映像制作を始め、プロになるため大学卒業後も就職せずに活動をする。30歳で夢を諦め就職活動を行う。3ヶ月間転職サイトを利用し面接を受けるも、不採用の結果が続く。
中学卒業後から音楽に明け暮れ、プロのミュージシャンになるためバンド活動を行う。28歳で夢を諦め就職活動を行う。ハローワークを利用し面接を受けるも不採用が続く。アルバイトをしながら就活を行う。
職歴なし体験談比較 木下・井上
職歴なしの就職活動の進め方