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就職・転職相談

52歳の転職は厳しい?書類で落ち続ける元営業所長の女性への回答【人事・転職アドバイザーが直接回答】

本記事は「20年あまり勤めた会社を家庭の事情で退職し、52歳で再就職先を探しているが書類選考で落ち続ける」という女性(元営業所長)からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。

書類で落ちる最大の理由は経歴ではなく年齢という現実、以前の待遇や発言権を一度手放す覚悟、実績を自慢に見せない職務経歴書の書き方、「妥協して決める」か「ミドル向けエージェントで長期戦」かという二つの戦い方を、それぞれの立場から具体的に解説します。

他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。

回答者は以下の2名です。

この記事に回答した専門家

人事 三上
三上
人事・三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。

この記事に回答した専門家

転職アドバイザー 田中
田中
転職アドバイザー・田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。

ご相談内容:52歳からの再就職について(52歳女性)

質問メール  質問


U・T 52歳女性

営業所長まで務めた経歴が、書類で落ち続けます。年齢のせいでしょうか

U・T 52歳女性

52歳女性です。新卒から20年あまり継続してお勤めしていた会社を家庭の事情で退職し、その後、地元に戻って再就職先を探しているのですが、なかなかこれと言ったところが見つかりません。

以前のスキルを生かして、営業系管理職や総務全般の仕事が希望なのですが、採用があるのは介護職やサービス業ばかりで、希望の職種がなかなかありません。

また、たまにあっても書類審査で落とされて、なかなか面接まで進めません。最初の会社では営業所長のポストまで勤めて、部下の指導なども自信があるのですが、職務経歴書にあまりそういうことを書かない方がいいのでしょうか。

その時は報酬もそれなりに得ていたので、それらを記載すると余計に敬遠されてしまうのでしょうか。あるいは年齢的な部分での問題でしょうか。

この年になり、家庭の問題も解決したので、もう一度フルタイムでバリバリ働いてみたいという気持ちはあるのですが、反面、実際新しい職場でやっていけるのか、という不安もあり、私自身が揺れ動いているのも問題かとは思います。

職務経歴書の書き方など具体的なことと、私自身の心の持ちよう等メンタル面の両方でどうするのがいいのか、アドバイスをお願いいたします。

回答メール 人事・転職アドバイザーの回答


人事 三上

厳しい現実の理解が先。退職理由と実績は「自慢に見えない形」で示す

人事

52歳での再就職がなかなかうまくいかないとのことですね。

確かに現実問題、52歳での再就職はなかなか厳しいものがあります。定年までは残りわずか、また経験や知識が豊富な点が逆にネックになってしまう部分があるわけですから、企業としてもできれば若い人を採用したい気持ちが強いでしょう。

したがい先ずはメンタル面ですが、相談者様の年齢では再就職は厳しいという現実はきちんと理解をしておく必要があります。そして再就職しても、以前のような待遇や給与、発言権等はなかなか得られないということも覚悟しておいたほうが良いと思います。

勿論、相談者様の能力、お人柄等々で、再就職後、職場の皆様から信頼を勝ち取ったら別です。

しかしながら、入社してすぐに信頼を勝ち取るなんてことは難しいですよね?年齢関係なく、先ずは教えを請うという姿勢から始めなければなりませんので、なかなか自由に意見を言うことすら許されないでしょう。

ゆえに、満足のいくような待遇や給与、発言権等を得るためには、再就職を果たしても時間が掛かってしまう点は事前に心得ておくべきです。

さてそのような厳しい現実を理解したうえで次の行動ですが。職務履歴書では、退職理由、前職での実績や経験等を具体的に示す必要があります。なぜ退職しなければならなかったのか。この部分はキーワードになるでしょう。

本来ならば続けていたはずの職を辞めざるを得なかったという点をきちんと説明することで、企業側も50代での再就職理由をわかってくれるはずです。

また前職での実績や経験については、具体的にきちんと示すべきですが、書き方には注意です。自身の能力は高いということを示す必要はありますが、自慢をしてはいけません。

企業としても、50代しかも前職ではかなりのポストにいた人を採用するか迷っているわけです。プライドや過去の栄光に縛られていそうな人は企業としては採用したくありませんよね?

相談者様の能力、豊富な経験値等は最大の武器ではありますが、説明の仕方だけは注意が必要です。第三者が見たときに不快に感じないかを十分にチェックするべきでしょう。

現実問題、なかなか状況は厳しいかと思いますが、参考にしていただけますと幸いです。


転職アドバイザー 田中

落ちる理由は年齢。経歴には胸を張り、ミドル向けエージェントで長期戦を

転職アドバイザー

率直に申し上げて、書類が通らない理由は「年齢」によるものが一番大きいと思います。法律上の理由で、求人票に「希望年齢」をかけないことが災いしている事象です。

男女はともかく、年齢は書いてもいいのだろうに、と個人的に思ってしまう所があります。

経験は悪くないと思うのです。むしろ、採用される可能性があるならマネジンメント経験を評価してもらうほうが良いかと思います。

弊社にも50代の方のエントリーが多数あります。ただ、採用ニーズからお断りするケースが多いです。また、ブランクがあるのもそれを助長している要因かと思っています。

採用すべき戦い方は下記2つのいずれかではないかと思います。

1:妥協して決める
2:長期戦で戦う

2:を選ぶならばエージェントをご利用ください。「ミドル」、「ハイクラス」を扱うエージェントはたくさんいます。そこに声をかけてみてください。

中途半端な回答で恐縮ですが、今までの経歴は否定しないでください。経歴が悪いのではなく、企業のニーズは基本的に「若手」なんです。ただ、それだけです。むしろ経験を買ってくれる企業は探せば見つかる可能性があります。

堂々と自身の経験に胸を張ってください

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  • この記事を書いた人

木下

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