本記事は「初めての就職先(障害児のフリースクール)を体力的な理由で1年で辞めた。面接で退職理由をどう説明すべきか」という24歳女性からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。
卒業3年までは第二新卒として扱われるので思い悩む必要はないという前提、トイレにも行けない環境は「劣悪」と言い切っていい理由、体力不足ではなく労働環境が原因だったと伝える組み立て、事務未経験でも適性を示すアピール方法を、それぞれの立場から具体的に解説します。
他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。
回答者は以下の2名です。
この記事に回答した専門家

三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。
この記事に回答した専門家

田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。
ご相談内容:初めての就職先を1年で辞めた後の転職面接について(24歳女性)
質問
24歳女です。
大学を卒業後、障害児のフリースクールで現場スタッフとして働いていたのですが、とにかく一日中トイレに行くこともできないほど忙しく、体力が持たず1年で辞めてしまいました。
月に何度かあるお泊り保育や登山等のイベント引率もあり、もともとスポーツもしたことがなかった自分にとっては身体がついていかなかったのです。
しかし、初めての就職先を1年で辞めてしまったことについて面接でどのように説明したらいいのか悩んでしまいなかなか次の仕事に応募できずにいます。
体力がなくて続けていけなくなってしまった、と正直に伝えたら「すぐに身体を壊して仕事に来なくなるのではないか」とやはり思われてしまうものでしょうか。しかし他に何と言えば印象を悪くせずに済むのでしょうか?
また転職面接では、これまでの就業経験をその仕事にどう活かすつもりか聞かれると思うのですが、次の仕事は身体を動かすものではなく事務系にしようと思っているので、そういったことも思いつかずにいます。
新卒での就職面接は何十社と経験しましたが、転職の面接では何を聞かれるのかもあまり知らない為、上記のようなことを聞かれたらどう答えればいいかわからず応募に踏み切れません。転職の面接ではどのようなことを聞かれるのでしょうか?
人事・転職アドバイザーの回答

卒業3年までは第二新卒。1年の経験は無駄になりません
人事
転職の面接といっても大学卒業後3年ぐらいまでは第二新卒と呼ばれるような位置づけなので、そんなに思い悩むことはありません。
未経験の職種に挑むことが十分に可能な年齢ですので、積極的に自分のやりたいことにチャレンジしてください。新卒とは違って1年間の就業経験というものは無駄にはなりません。
そこで何を経験して自分がどのように成長したのか、何ができて何が足りないのか、なぜ新しいことにチャレンジしたいのかということを面接では伝えるようにしましょう。
その際には、無理に背伸びして自分を良く見せようとしすぎないように注意しましょう。
新卒と違うとはいっても、まだまだ若さをアピールしても大丈夫な年齢なので無理に背伸びすることで扱いにくいという印象を与えてしまう可能性がありますので、気を付けるようにしましょう。
また、現場スタッフの仕事をする中でもまったく事務的な仕事がなかったわけではないと思うので、少しでも事務処理があったらその経験をアピールしましょう。
そして、どんな仕事をする上でも必要になるのがコミュニケーション能力です。
職種関係なく経験したことや人間関係が上手くいくように工夫したことなどをアピールするといいでしょう。新卒とは違うということが表現できればきっと転職もうまくいきます。

トイレにも行けない環境は「劣悪」と言い切っていい
転職アドバイザー
転職での面接の主なものは、想像されているように「前職を辞めた理由」と「前職での就業経験をどう活かせるか」がポイントとなります。
まず、「前職を辞めた理由」は、あまりにもひどい労働条件のことを正直に言われたらいいと思います。トイレにも行けないぐらいというのは、劣悪な環境と言い切っていいと思います。
質問者さんに限らず、誰だって体調を崩す労働環境であり、そんな会社だと多分、これまで他に辞めた人もあると思いますので、そこを強調し、自分自身の体力は人並み以上あり体力不足が原因ではないことを説明するといいでしょう。
次の「前職経験の活かし方」については、事務系の希望なので、もし前職で少しでも事務仕事をやったのなら、そこを強調します。事務志望でも、一般事務志望ならそれほど難しい事務スキルは不要なので、十分こなせると言えばいいと思います。
事務実務がほとんどなくても、自分の性格を振り返り、几帳面さ、責任感がある、期日を必ず守る、なんでも丁寧にしないと気が済まないなど事務適性は備わっていると言い切るといいでしょう。
新卒時代の面接と基本的に違うのは前職に関連した質問ぐらいで、あとはあまり変わりません。むしろ、新卒時代に内定をもらったところがあるならそれもPR材料になります。ためらわず、1歩踏む出すことです。
応募に踏み切れない時期こそ、第二新卒向けの無料相談で背中を押してもらうのも手です。
人事・転職アドバイザー・職安相談員への質問・相談
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体力が理由で1年で辞めたことを、面接でどう説明すればいいですか
A・M 24歳女性