本記事は「残業が多く、転職したいのに面接に行く時間が取れない。辞めてから転職活動すべきか」という28歳男性(勤続6年)からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。
「働きながら」が鉄則である理由(辞めてから半年決まらない実例)、有給で面接日を作ることが失礼にならない理由、夜間面接に対応してくれる企業への相談の仕方、「営業の合間に面接」が懲戒解雇級のNGである理由を、それぞれの立場から具体的に解説します。
他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。
回答者は以下の2名です。
この記事に回答した専門家

三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。
この記事に回答した専門家

田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。
ご相談内容:働きながらの転職活動と面接時間の確保について(28歳男性)
質問
28歳男です。現在今の会社に就職してから6年が経ちますが、残業も多く精神的に追い詰められることが多いので転職を考えています。
しかし転職活動をしようにも仕事が忙しすぎて面接に行く時間さえとれそうにありません。
履歴書を書く時間はなんとか確保できるのですが、面接となると平日の昼間になってしまいますし、仕事を休めそうにもありません。
面接も何度か企業に訪問しなくてはいけませんし、1か月に何度も仕事を休むわけにはいきません。
みなさん同じような環境にいるとは思いますが他の方はどのように転職活動されているのでしょうか?
仕事中に外出したようにみせて面接に行こうかとは思いますが会社にばれてしまわないか心配です。
また相手先の会社からも印象が悪くないか心配です。
会社を辞めてから転職活動するべきでしょうか?
すぐに転職先が決まるか分かりませんし、無職の期間が長いと次の会社にも良い印象がないように思いなかなか踏み切れません。
転職するなら早い方がいいと周りからは言われますがこれからどうすればよいでしょうか?
人事・転職アドバイザーの回答

働きながらが鉄則。有給で面接日を作るのは失礼ではありません
人事
転職を検討しているものの、多忙ゆえに転職活動がなかなか進められずお困りのようですね。
経験上、転職活動は現職で働きながら進めることを強くおすすめします。
私の友人も、貴方と同様の理由で職場を退職した後に転職活動を始めたのですが、退職して半年以上経った今も未だに次の職に就けないでいます。
スムーズに次の職場が決まれば問題ありませんが、その保証はないですよね?減らせるリスクは極力減らす方が堅実です。
では働きながら転職活動をするにはどうするかですが、有給を取る等して進めていくしかありません。
転職先の企業も、働きながら面接を受けにくる人たちは何人も見てきています。
ゆえに、有給を取得して面接に受けにくるという行為を失礼だなんて感じませんよ。
私の周りでも働きながら転職活動を進めていた人は何人もいましたが、やはり面接日には休む等して自分でスケジュール管理をしていました。
面接をする企業側も、ある程度であれば融通を利かしてくれますので、こればかりは上手にコントロールをしていくしかありません。
年齢的にも今が一番良い転職のタイミングだと思います。貴方が転職をしたいという気持ちが強いのであれば、是非今行うのが一番と思いますよ。
現職場に対する後ろめたい気持ち等々はあるかもしれませんが、貴方にとっては人生に関わる話です。
現職場の人間がどう思うか等々を気にするのではなく、貴方がどうしたいのか、貴方が一番得をすることは何なのかを考えて行動してみてください。
転職活動はしたたかに行った人が一番成功しますよ。

夜間対応の人事もいます。「営業の合間に面接」だけは絶対NG
転職アドバイザー
精神的に追い詰められて、鬱や適応障害等になりそうなほどであれば、その前に会社を辞められ転職活動をされた方がよいと思います。
一度立ち直れないほど精神的にダメージを受けてしまうと、そこから先の復活には何年もかかるケースもあります。
そうなる前に退職されるのもスマートな方法です。
なお離職されてから転職活動をされる場合、前職よりも待遇が下がる可能性もあることもあります。
それでもやはり今の会社から飛び出されたいのであれば、離職期間を3か月以内と決めて、退職をされてから転職活動をされることを勧めます。
また日中面接時間がないという声もよく求職者の方から伺いますが、企業側も在職中の転職活動はタイムマネージメントの観点から苦労されていることは理解していますので、夜に対応してくれる人事担当などもいます。
日中に面接に行けないからとあきらめず、書類通過した後、是非相談してみてください。
実際に営業の方で、営業時間の合間に面接を入れられる方いらっしゃると思うのですが、企業採用担当者にはそのまま伝えずに「有休」など伝えられた方がいいとは思います。
もし「営業の合間に面接に来た」旨を伝えると、採用企業側はご自身の人格やモラルの部分に問題があると取られ、面接通過は難しいと考えます。
またこの営業の合間に転職先との面接を入れたという事が、現在就業中の企業へ発覚した場合「懲戒解雇」や「給与の一部を返納するに求められる」など、リスクが非常に大きいです。
できる限り避けた方がよいでしょう。
日程調整を間に入って代行してくれるエージェント経由なら、多忙でも進めやすくなります。
人事・転職アドバイザー・職安相談員への質問・相談
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面接に行く時間が取れません。辞めてから転職活動すべきでしょうか
T・S 28歳男性