質問
32歳の男です。教育業界(大学受験部門)に勤めています。
今、教育業界(大学受験部門)は少子化の影響でどこの企業も苦戦を強いられています。入社前から少子化の影響で苦戦するというのは想像していましたが、思った以上の早さでその波が来てしまいました。
今では労働時間はとても長いのにどんなに努力しても給料は上がりません。先日もボーナスを大幅に減らされました。(まだ、貰えるだけマシなのかもしれませんが…。)
年末も31日まで働き、年始は2日から働かされています。
そこで転職を考えたのですが、教育業界の経験を活かしてできる仕事がなかなか見つかりません。
特に私は講師職なので、喋ることには長けていますが他にスキルがありません。
私の科目が英語であれば仕事はいくらでもあるのでしょうが、残念ながら私は違います。
私が転職活動をする際に何をアピールすればよろしいでしょうか?また、教職を活かして転職するのであればどのような職種がよいのでしょうか?(私の今の仕事はほぼ講師職のみで他の業務はほとんどやっていません。)
できる限り教育産業以外のことで考えたいと思っていますが、一応高校・中学の教員免許は持っています。
転職コンサルタント・人事・職業訓練講師の回答
ずばりキャリアアドバイザーをおすすめします
コンサルタント
私が上記経歴を拝見し、いけるな、と思った仕事が1つだけありました。転職エージェントのキャリアアドバイザーです。
実際、弊社でも塾業界経験者が多数活躍されています。また、弊社であれば32歳であれば採用するでしょう。
人材業界にご興味あればぜひ門をたたいてみてはいかがでしょう。
もう1つできるとすれば、「同業界の転職」しかないでしょう。狙うのは「高単価教育ビジネス」、「IT教育ビジネス」、「セカンドビジネス」での活路。
おそらく私の感覚だと、以下のロジックとなるはずです。
・金持ちは増えます。(少数)
・教育費は一人頭は増えます(全体は減ります)
→高単価の教育業には活路がある
・高所得者でなくてもIT環境はそろっている
・教育の現場をしる人がほしい
・その情報をもっている人がほしい
→IT教育 セカンドビジネス
30代は経験を生かすという前提とすると現職と「ターゲット」「地域」を違えている会社を探す、もしくは「コンテンツ業」に軸足を変えてみることだと思います。
上記を踏まえたうえで、転職エージェントにチャレンジしてみませんか、こちらの仕事も朝から晩まで働かないとという点では骨のおれる仕事ですが楽しいですよ笑
教育関連で続けるか、武器をしまいましょう
人事
講師職から別の職種への転職を検討されているということですね?
教職を活かして転職するなら何がよいかということですが、ずばり教職を活かすのであれば、やはり教育関連の仕事がベストだと思います。言い換えれば、教職を武器に、教育関連以外の職に就くのは非常に難しいでしょう。
例えば商社の営業職への転職を考えた場合。教職を武器に自己PRをしたところで、企業側には残念ながら響くものはありません。
誤解しないで頂きたいのですが、これは別に教育関連の仕事をしていた人には商社の営業職への転職は無理ということを指しているのではありません。
教職というものを武器にするのは適当ではないということです。
教職ではなく、人前にでて話をしたり、プレゼン能力に長けていたりするという点を武器にするのであれば別だからです。
したがい、相談者様が教職を武器に転職なさりたいというのであれば、講師ではなくても、教育関連の仕事に就くのが一番スムーズかと思います。
経験や知識も十分ありますので、非常に説得力があるからです。
しかし一方で、教育関連の業界ではないところへ転職したいとお考えであれば、教職という資格は一度武器としてはしまいましょう。
代わりに、対話力、プレゼン能力等、他業界でも十分に活かせるような強みや経験を武器に転職を検討すべきと存じます。
前職で培った経験や知識を、○○業界ではどのように活かせるのか。企業側が知りたいところはそこですし、それが明確にならない以上は企業側も採用することはできません。
何に重きを置くかによって転職先の選択が変わってきますので、先ずは整理をすると良いと思いますよ?
教育への関心を持ち続けてみてはいかがでしょう
職業訓練講師、若年者就職指導
目まぐるしく変化する教育内容、長時間勤務が評価される職場環境、そしてクレーマー化する保護者など、学校をはじめ教育業界のブラック職場ぶりは周知のものになりました。
教育に関わる仕事はそれだけ特殊であり、そのスキルを他の職業で活かせるチャンスは決して多くないと思います。
「教職はつぶしが効かない」という悪口もあるほどです。
しかし、教育は人を相手にする仕事です。その活動は、教員と生徒の相互のコミュニケーションが重要であることは御存知のとおりです。
転職にあたって、この「コミュニケーション能力」を軸に求職活動をされてはどうでしょうか。
例えば営業職では授業で培われたプレゼンテーション能力やヒアリング能力が大きな武器になります。
インセンティブが発生する仕事なら、給与も大幅にアップする可能性があります。
ところで、教育以外の業種を望まれていますが、生徒の成長を実感し、未来の社会を担う人材を育てることは教育の醍醐味であり、他の仕事では味わえないものではないでしょうか。
少子化が進んでも教育の重要性には変わりありません。
一方、教育の在り方は時代によって大きく変化していきます。教育に関わった経験を活かすチャンスは、これから必ずあると思いますので、教育への関心も是非持ち続けて欲しいと思います。
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教育業界からの転職
U・F 32歳男性