本記事は「集団面接になると頭が真っ白になり、考えていたことを他の人に言われると崩れてしまう」という男性からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。
集団面接で面接官が実際に見ているもの、他の人と回答が被った時に変えなくていい理由、意見を3つ用意しておく崩れない準備法、エピソード自慢ではなく「何を学んだか」を語るべき理由を、それぞれの立場から具体的に解説します。
他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。
回答者は以下の2名です。
この記事に回答した専門家

三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。
この記事に回答した専門家

田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。
ご相談内容:集団面接が苦手なことについて(男性)
質問
私は2人以上の面接が苦手です。
マンツーマンの面接でしたら緊張もなく、力を発揮出来るのですが、2人以上となると急にどぎまぎし冷静ではいられなくなります。
面接官が2人以上の場合もきついのですが、最も厳しいのが集団面接です。
私が考えている事はちっぽけなのでは?笑われるのでは?と面接中に悲観的になったり、私が考えていた事を別の人に言われると、「回答を変えないと!」と焦り、結局何が言いたいのか分からないようになります。
採用通知をいただくまでもなく、不採用と自分で分かる程醜いのです。
そこで質問です。私が一番知りたいのは集団面接で面接官が何を求めているのかです。
それさえ分かればある程度準備も出来ますし、ある程度緊張せずに対処できると思うのですが・・・。
人事・転職アドバイザーの回答

見られているのは「入社後に活躍する姿」。回答を変える必要はありません
人事
面接官がどのような立場の人か、何回目の面接かなどの状況によっても変わりますが、集団面接でも個人面接でも面接官が見ているポイントは、それほど変わりません。
入社後に活躍してくれる姿をイメージできるか、一緒に働きたいと思えるかといったことが大事になります。
まず、集団面接中に悲観的になって、自分が考えていたことを別の人に言われると、回答を変えないといけないという焦りで結局何が言いたいのか分からないようになるということですが、回答を変える必要はありません。
同じ内容だとしても自分の言葉できちんと伝えるようにしましょう。
同じことを言っても話す人の表情や声のトーンなどによっても面接官に与える印象は変わります。
また、自分が思っていることを伝える方が説得力もあります。
そして、何を伝えるかということと同じくらい大事なのは、どれくらい相手に伝わったかということです。
どんなに良いことを言っても相手に伝わらなければ面接という場においては評価されません。
あなたの焦りや不安な気持ちが面接官にも伝わってしまっていることが、面接突破につながらない一番の要因です。
そこを変えるだけでも結果は良い方向にむいていくのではないでしょうか。
自分の思ったことを自分の言葉で伝えるということを意識して面接にチャレンジしてください。
そうすれば、きっと良い結果につながるはずです。

他の求職者と比較しない。意見は3つ用意しておくと崩れません
転職アドバイザー
お答えします。
中途採用の場合、自身の経験を話すことは現在の企業の秘密事項のパターンもあるので、グループ面接の場はごく稀だと感じます。
よってさほど対策は不要だと感じますが、もしグループ面接に当たった時は下記2点の事に留意してください。
1.他求職者の話は半分に聞く、自分と比較しない。
グループ面接が苦手だという人の多くが、他求職者の方の経歴と自分の経歴を比較し、自分の経歴が負けていると感じ何も言えなくなってしまうのではないでしょうか。
比較しないためにも話は半分に聞き傾聴するフリをしてください。
またグループディスカッションなどで自分の意見をいう場合ですが、意見は3つほど用意しておき、もしそのすべてが他求職者に言われてしまった場合は、何も無理して新しい意見を作り出す必要はありません。
自分が最も同調する意見に賛同をし、同じ内容の意見を言葉を変えて表現してみてください。
2.珍しい・優秀なエピソード自慢ではない、自分自身がその経験から何を学んだのかを発言する場。
集団面接では優秀なエピソードを持つ求職者が同席する場合がありますが、集団面接は「自分自身がいかに優秀か珍しい体験をしたかをアピールする」ではなく、「その経験から何を学び、今の自分にどう影響しているか」という事をアピールする場であることを理解してください。
また自分の用意してきたエピソードとそっくりな経験を持つ求職者がいる場合もありますが、この場合も焦ってエピソードを変えたりする必要はありません。
その経験から学んだこと・感じたことは一人ひとり違うはずです。
自分が何を学んだか・何を感じたかを自分自身の言葉で伝えることが、面接官の印象に残る自己アピールになるでしょう。
人事・転職アドバイザー・職安相談員への質問・相談
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T・I 男性