本記事は「パン屋を1ヶ月で辞めてしまい、面接で落とされないか不安。やりたい仕事も見つからず、興味のない仕事だとまた辞めてしまいそう」という21歳女性からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。
「やりたくないこと」から洗い出す仕事の選び直し方、1ヶ月退職を面接で納得してもらう説明の組み立て、興味だけでなく勤務形態や給与など「仕事のスタイル」で選ぶ視点を、それぞれの立場から具体的に解説します。
他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。
回答者は以下の2名です。
この記事に回答した専門家

田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。
この記事に回答した専門家

三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。
ご相談内容:1ヶ月で退職した後の仕事選びについて(21歳女性)
質問
21歳 女性 製造業をしております。
わたしはパン屋さんに勤めていたのですが、1ヶ月で辞めてしまいました。人間関係があまり上手く行かないということと、朝早くて夜遅い帰りになるので身体的にも精神的にもきつくて辞めてしまいました。
そこで現在は転職先を探そうと思っているところなのですが、わたしは1ヶ月で仕事を辞めてしまっているので、そのことについて面接で聞かれた場合に、辞めるのがあまりにも早かったのでそれだけで採用にしてもらえないような気がしています。
履歴書にも書かなければならないことになり、必ず面接で聞かれてしまうと思います。聞かれたことに対して嘘はなく、正直に答えればいいと思うのですが、辞めるのが早かったという理由で、落とされてしまわないか不安に思っています。
現在は正直に仕事をしたいという気持ちはとても強いのですが、興味のある仕事や、やりたいと思う仕事がなく、困っています。みんな好きな仕事をしているわけではないと思うのですが、興味のない仕事をしてしまうと、また辞めてしまうことになると思います。
どのような仕事が自分に向くのか、やりたいのかまだはっきりわかっていない状況です。どのように動けばよいでしょうか?
転職アドバイザー・人事の回答

やりたい仕事が見つからないなら「やりたくないこと」から洗い出す
転職アドバイザー
まずは自身の課題を明確にしましょう。現状の課題は1点
「やりたい仕事が見つからない」
これだけなんじゃないかと思っています。その上でやりたい仕事を見つけられないのであれば「やりたくないこと」も洗い出しましょう。今見えたのは「体力勝負の仕事」これだけですね。
逆にパン屋のような食品系のお仕事には多少なりとも興味をお持ちだったのではないかと考えます。やりたくないことなのに「何でこの仕事選んだのかな?」と考えたら。「もしかしたらこれは合うかも」という仕事が見つかってきます。
転職は仕事という生業を稼ぐ、自己実現のための課題解決の方法です。前職では「朝から晩までの体力勝負」に耐えられない、が「こういう仕事はできる」、「やりたい」からこの仕事をしたいと思った、を明確にする場所です。
なので、何が働く上での課題なのかを自身に尋ねてみてください。そうするとこれに興味があって仕事始めたけど、ここが嫌、これも嫌、でもこれだけだったら耐えられるなど妥協点が見出し、「興味が比較的あり きつそうだが長くやれそう」が分かります。
そこからはじめてみてはいかがでしょう。
ちなみに私は「ガテン系」と「有形物」をうる営業は興味が持てなくて無理なのでこの業界には転職しないと思います笑

1ヶ月退職は隠せない。論理的に説明できれば大丈夫
人事
前職を1ヶ月で辞めてしまった点や、自身のやりたいことが見つからない点から次の就職先に悩んでいるということですね。
前職のことについては、就職活動をする中では隠すことのできないことですので、その点については履歴書にもきちんと記載をする必要があります。
しかしその際大切なことは、なぜ1ヶ月で辞めてしまったのかを企業側にきちんと納得して貰うように説明することです。第三者が聞いた際、“甘えて辞めたのだな。根性がないのだな。”と思われないよう、如何に劣悪な環境にいたのかということを論理的に説明しなければなりません。
また新たな職探しについては、先ずは自身の強み、仕事に求める希望を整理することからはじめると良いと思います。よく自己分析なんて言葉を耳にすると思いますが、就活をするにあたっては、この自己分析は非常に大切なことです。
社会で活かすことのできる強みは何か。暦どおりに休みが貰える仕事がしたいのか。事務系の仕事がしたいのか。製造や販売スタッフとしての仕事がしたいのか。先ずはざっくりでもよいので、書き出していくと良いですよ。
スイーツに興味があるからといって、ケーキ屋さんで販売スタッフをすることが最適とは決していえません。スイーツに興味があっても、シフト制の接客業を望まないのであれば、絶対に向いていないからです。実際にスイーツを手に取る機会は少なくとも、スイーツ関連を取り扱う週休二日制のメーカー事務職の方が向いているかもしれません。
働くということはもはや生活の大部分を占めることとなるので、興味のあることや業界についてだけ絞るのではなく、どんな仕事のスタイル(勤務形態、給与など)を希望するのかを考えてみると良いですよ。
短期職歴を履歴書に書くべきかどうかで迷っている方は、1ヶ月で退職した短期職歴は履歴書に書かないとバレるかという記事も参考にしてください。
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1ヶ月で辞めた経歴が不安です。興味のない仕事だとまた辞めそうで怖い
Y・I 21歳女性