複数の転職エージェントを利用することは可能
転職活動を行う時、転職エージェントの力を借りている方は多いと思います。
しかしエージェントに登録しても「連絡が来ない」「連絡はあるが返信が遅い」「コンサルタントと気が合わない」「紹介案件が少ない」などなど、たくさんの不満をお持ちの方もいるかと思います。
そんな時、思うのが「転職エージェントの併用って可能?」です。
今の紹介会社も保険として置いておきたいが、他の紹介会社も利用したいと考えるのは極普通の感情です。
結論から言いますと、複数の転職エージェントに登録することは可能です。大抵は他の転職支援サービスと併用可能と記されているので問題ありません。わざわざ書いていない会社もありますが、そんな場合でも問題ありません。
複数の転職エージェントを利用するメリット
複数の転職エージェントを利用するメリットは大きく分けて4つあります。
1、それぞれの人材紹介会社で得意分野が違う
1つ目のメリットは会社によって得意なことが違う点です。
求人数が多い会社もあれば、履歴書職務経歴書などの添削が上手な会社もあります。またIT系への紹介に強い会社や、外資系企業への紹介に強い会社など、持っているパイプにも差があります。どちらが上でどちらが下ではなく、個性があるのです。
逆に上下でお話しをすると、大手の人材会社同士であれば、それ程大きな違いはありません。サービス内容に多少の違いはあれど、やっていることはあまり変わらないのが現状です。
2、あなたに合ったCAを見つけられる
もし今のキャリアコンサルタントとはどうも合わないという方は、他の紹介会社を利用することで、あなたに合ったCAを見つけることができるかもしれません。
同じ会社でも担当者を変えてもらうことはできますが、二人つけてもらうことは出来ませんし、前の担当者の方がマシだったということもあります。それなら社風も違う別会社のCAに会い、新しい風を取り入れてみてもよいでしょう。
3、独占案件を手にすることができる
一番大きなメリットが独占案件を手にすることができる点です。
独占案件とはつまり、その会社しか取り扱っていない求人情報のことです。メリット1とも重なる部分ですが、人材紹介会社によって契約している企業は違うので、その人材紹介会社に登録していなければ知ることができない求人が多くあるのです。
これは現登録会社から離れてしまっても機会損失になります。どちらにも登録し、どちらからも紹介を受けることで取りこぼしがなくなるのです。
複数の転職エージェントを利用するデメリット
複数の転職エージェントを利用する上でデメリットもあります。どれだけ登録しても無料ですから、ほとんど損はありませんが、時間だけはかかります。
転職サイトへの複数登録なら、自宅で全て完結するので、大した無駄にはなりませんが、転職エージェントである以上、コンサルタントと会う時間を作らなければなりません。電話ですますことも可能ですが、より親身に、より具体的なサービスを受けたいなら会いに行く方が良いでしょう。
そうすると、そこそこの時間を奪われることになります。それも1つの会社につき一度だけ会うわけではありません。話が進んでいけば、打ち合わせの数も増えていきます。
この点は唯一のデメリットといえるでしょう。
他会社と併用していることを現CAに伝える?
複数の人材紹介会社を利用してる際、現コンサルタントに伝えるかどうかですが、状況によって変わります。
現エージェントと具体的に話が進んでいる場合は伝えておく方が無難でしょう。後々余計な問題にならない為にもですが、お客をよその会社にとられないよう頑張ってくれる方もおられます。
全く話が進んでない場合、なんのアクションもないまま一定期間が続いている場合は、何も言わずとも大丈夫です。基本的に転職エージェントはある一定期間を終えると中断します。サービスを終える事を告げてくれる会社や、3ヶ月~半年と予め決められている会社なら良いですが、何も言われず放ったらかしにされる会社も稀にあります。
そんな会社に丁寧に付き合っている必要はありません。
転職エージェントの併用は有効 これだけは注意
見ていただいたように複数の転職エージェントを利用することはおすすめです。
一般的には、大手の人材紹介会社と自身が希望する分野に特化した人材紹介会社とで、2社登録される方が多いです。人材紹介会社を上手に使って、良いエージェントとの関係を築きましょう。
1点だけ注意点として、違う紹介会社から全く同じ企業へ応募することは止めましょう。これは企業側も人材紹介会社側も困惑しますし、後々揉めることにもなるので気を付けて下さい。