人材紹介会社(転職エージェント)に登録しても拒否される、または求人を紹介されずに放置される。
実はこれは珍しいことではありません。
これは、あなたの職歴・希望条件が企業とマッチしていないのが原因です。
この記事では人材紹介会社に登録を拒否される理由・断られた場合の対処法について解説します。
人材紹介会社で登録を拒否される理由
この図を見てわかる通り、人材紹介会社はあなたを企業に紹介し、そのお礼として紹介手数料を受け取っています。
もし企業が自社で求人募集した場合、この紹介手数料を支払う必要はありません。
なので、支払う意味のある人物じゃないと人材紹介会社を通す意味がないのです。
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求職者が人材紹介会社から断られたり、登録しても放置されるのは、このビジネスモデルに原因があるのです。
では、人材紹介会社や企業から、「どんな人」が嫌がられてしまうのか、具体的に見ていきましょう。
転職エージェントで紹介されない人の特徴
登録を拒否される人の特徴
- 転職回数が多い
- 1社の勤続年数が短い
- アルバイトや派遣での期間が長い
- 転職理由が後ろ向き
転職回数が多い、勤務期間が短い
一番多いのが転職回数が多い人や、勤続年数が短い人です。
人材紹介会社のボーダーラインとして、勤務社数は20代後半で2社。30代後半で4社を目安にしているところが多いです。
秘密裏の話になりますが、企業からの要望で「○○社経験までの人材を求む」と裏条件が付けくわえられていることも一般的です。
求人票にそんなこと書かれていないですが、そのようなやりとりもあります。
ちなみに、この勤務社数に関してのボーダーラインは日系企業は厳しめ、外資は比較的緩いです。
また1社1社の勤続年数も大切です。
今まで全ての仕事を1年以内で辞められている場合、企業へのご紹介は難しいです。
なぜかというと「転職回数が多い」「1社1社の勤務期間が短い」場合、企業採用担当者は、「この人を採用しても、すぐにやめるのではないか」と不安に感じ、敬遠するからです。
アルバイトや派遣での就労が多い
アルバイトや派遣での就労が長い場合も、企業採用側は敬遠します。
わざわざ高い手数料を支払って採用するメリットを感じないからです。
繰り返しになりますが、人材紹介会社をわざわざ使う理由は、自分たちで人材を探すコストを省くため。
条件にマッチした候補者を自分たちでサーチしても見つからないので、代理で探してほしいから利用しています。
もし正社員経験がないのであれば、既卒やフリーター紹介を得意とした人材紹介会社を利用するか、転職サイト経由で応募した方が内定はでやすいです。
離職期間が長すぎる
離職期間が長すぎる場合も、人材紹介会社を経由してのご紹介が難しくなります。
一般的には3か月以内で、半年以上の離職期間があると敬遠されがちです。
離職期間が長すぎると、組織に適合できない人なのではないか?メンタル疾患もしくは病気がちなのではないか?など、採用の不安要素となってしまうからです。
しかし離職には人それぞれ理由があります。
ご家族の介護や転勤など止むおえない事情の場合、その理由を明確に説明できれば、人材紹介会社への登録は可能ですし、紹介を受けられる場合も多いです。
転職理由が後ろ向きである
転職理由がただの愚痴になっている場合、人材紹介会社でのご紹介は難しいです。
例えば先日お越しになった求職者の方。
「営業として成果をあげたにも関わらず、それに対する正当な評価が得られなかった」と、非常に感情的なご様子でお越しになりました。
悔しいお気持ちはわかりますが、転職活動は感情論ではなくご自身をプレゼンテーションする場、売りこむ場です。
このように話されると人材紹介会社の登録だけでなく、企業との面接の際にもあまりよい印象をもたれないと感じます。
人材紹介会社を使わない方法も
人材紹介会社で登録を拒否されるパターンをご紹介しました。
とはいえ、1社断られたからと言って他の会社が断られるとも限りません。
転職エージェントは100社以上あるので、ご自身にあった会社を利用してください。
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