質問
休職中にやってみたい求人と出会い、応募しました。書類選考では通ったのですが、前職の辞めた理由を教えてくださいと面接で聞かれました。
前職では、陰湿な嫌がらせを受け、それに精神的に耐えられなくなった結果、半年という短い期間で退職してしまっていました。
面接時に、まさか退職時の理由まで聞かれるとは思っていなくて、理由を考えておらず、正直に理由を言いました。
そのことが原因かは分かりませんが、面接で不採用という結果になってしまいました。
今後、面接を受ける際にまた同様のことを聞かれた時、違う理由をあえて作った方がいいのか悩んでいます。
嫌がらせを受けたという理由をいうと、もしかしたら精神的に弱い人だとか、我慢不足な所があると捉えられてしまうのでしょうか。
その時の面接時は、他の質問にもきちんと答えられましたし、終わった後、自分の中では手ごたえを感じていたので、不採用の結果を受けて、もしかしたら退職の理由が悪かったのかなと思うようになってしまいました。
こうした場合、正直に言うべきなのか、それとも他の理由を考えるべきなのか、分からずにいます。
必ずしも聞かれる内容とは限らないと思いますが、今後の面接対応策として知りたいです
転職コンサルタント・人事の回答
如何にやむ得ない不可抗力的な内容であったかを説明
コンサルタント
退職理由は、採用を行う企業側からすると非常に大事な人物の判断要素となります。
いくらコストをかけて採用しても、すぐに辞められてしまっては採用にかけた時間とお金が無駄になってしまうからです。
ですから、企業側として慎重にならざるを得ない事情もまずはご理解いただければと思います。
ただし採用されるかどうかの最大のポイントはその人の能力(プラスポイント)であって、欠点ではありません。そこをまずは認識しましょう。
さて、社内の人間関係で退職をしてしまったことを企業側としてマイナスに捉えるかというと必ずしもそうではありません。
問題は、質問者さんが困難に直面した際にどのようにそれを克服しようとしたかということです。
質問者さんが実施したアクションが第三者から見て妥当であり十分なものであれば、転職は仕方のない決断であり、前向きな思考であると評価されるでしょう。
ですから、前職の人間関係が如何にやむ得ない不可抗力的な内容であったかを説明するように心がけましょう。
直近の不採用案件が退職理由が原因かどうかは考えてもどうしようもありません。
しいて言えば、マイナス面を打ち消すだけの伝達をしていたかをもう一度振り返ってみましょう
今後の成長につなげていることをアピール
人事
落ちた理由が退職理由によるものなのかどうかは分かりません。
ただ、採用面接をする側としては、確かに前職の退職理由はひとつの要素として、判断します。それは、良くも悪くもその人の価値観や性格などが表れているからです。
あなたの前職の退職理由は嫌がらせからきた結果ということですが、それは変えようもない事実です。
これに対し、嘘を付くのは良くありません。突き通せる自信があるならまだしも、大抵の方はぼろが出てしまいます。
だって、相手は人を見極めるプロですから。
ちょっとした仕草や言葉の言い回し、濁し方などから感づかれてしまうものです。
ですので、事実は変えずに、そこから自分自身どう分析して、どう今後に活かすのかをきちんと説明できれば良いです。
今の表現のままでは、悪いのは会社や同僚であったとしても、精神的に弱い方にも原因があると感じられます。
ですので、この事実を受け、自分自身を分析し、コミュニケーションの大切さを学んだことや、相手の気持ちを考えて行動することを心掛けるようになったなどと表現してはいかがでしょうか。
今後の成長につなげていることをアピールできれば、必ずしもマイナス要素ではありません
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ネガティブな退職理由が不採用の原因?
N・Y 26歳男性