会社説明会のメリット
約100社。これは私が就活中に参加した会社説明会の数です。多くても約50社参加というのが一般的。ゆえにこの100社という数字がどれほどのものか想像できるかと思います。
しかし私にとって会社説明会参加の目的は、企業情報を得るためだけではありませんでした。寧ろそれ以外の3つのメリットを得るためだったのです。
「キーパーソン」と直接話ができる
先ず一つ目のメリットとして、採用担当者と直接話ができることが挙げられます。採用担当者は言わば、就活における「キーパーソン」。その「キーパーソン」から得られる情報は非常に有益なものばかりなのです。
私がよく実践していたのは、説明会開催予定時刻の30分前に会場到着し、一番前の席に座って採用担当者と空き時間に話をするというもの。先ずは私の方から就活状況に関する話を始め、その後会話の流れを見ながらその企業の採用活動状況(昨年と比較してどうか等)を伺いました。採用担当者も空き時間ということでざっくばらんに答えてくれるのです。
もちろん礼儀やマナーには細心の注意を払いますし、説明会で企業側がこれから語るであろう情報に関しては一切質問しませんでした。採用担当者との直接対話により、就活におけるヒントも得られますし、何より相手に自分自身を印象づけられます。
その採用担当者とその後の面接で会った際、説明会時に既に好印象を与えられていれば、好印象から面接スタートができるのです。会社説明会への参加は単に企業情報の入手だけでなく、採用担当者という「キーパーソン」と話ができることで、より有益な情報を得られ、さらに自分自身を印象付けることができるのです。
「次の採用プロセスに進む」ことができる
二つ目のメリットは「次の採用プロセスに進む」権利が貰えることです。実は企業によっては、採用試験の中に会社説明会への参加を義務付けているところが多く存在するのです。実際に私の就活時にも、会社説明会に行ってみたら実はこれは採用試験の1ステップであったということが多々ありました。
会社説明会への参加が「次の採用プロセスに進む」条件。不参加の人には採用試験を受ける資格は無し。幸か不幸かこのような条件を提示している企業は多いのです。そのため、就活中、気になる企業があれば必ず会社説明会には参加すべきなのです。企業情報が得られるだけでなく、「次の採用プロセスに進む」ためのチケットを受け取れる可能性があるからです。
会社説明会に参加しなかった。ただその一回の過ちにより、その後の採用試験の全工程を受けられなくなるとしたら…リスク回避のためにも必ず気になる企業の会社説明会へは参加しておきたいものです。
「モチベーションアップ」ができる
三つ目のメリットは「モチベーションアップ」です。会社説明会に集まる就活生は、その企業に少なからず興味のある人たち。中には、その企業を第一志望としている就活生もいるでしょう。
第一志望という熱き思いを持った就活生と出会えたら…自分自身の「モチベーションアップ」につながると思いませんか。私自身も就活中は会社説明会に参加した際、隣に座った就活生と会話したり、周囲の就活生の行動を観察したりして、周りの様子を窺いながら闘争心やモチベーションを上げていきました。
特に自身が就活で行き詰まった時には、私の下がったモチベーションを上げるための最高の特効薬となったと記憶しています。ライバルがいる。負けたくない相手がいる。そうすることで今まで以上に就活に熱が入るのです。会社説明会で貴重な情報や採用試験を受けるためのチケットを得るだけでなく、是非自身の「モチベーションアップ」もさせていきたいものです。
まとめ
このように会社説明会に参加するメリットとは、ただ単に企業情報を得られるだけではありません。「キーパーソン」と直接話ができるうえ相手に自分を印象付けられる、「次の採用プロセスに進む」為の権利を得られる、「モチベーションアップ」が期待できるという3つのメリットがあるのです。
就活中、折角見つけた企業。その企業が少しでも気になるのであれば、迷わずその企業の会社説明会に参加するのが就活成功の近道なのです。目的意識をもった説明会参加であれば、必ずや自身の今後の就活における強力な武器となってくれるはずでしょう。