本記事は「非公開求人は応募すると不利になるという噂は本当か。もっと多くの求人に触れたい」という25歳男性(営業職)からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。
非公開求人の正体(エージェントが預かるシークレット案件)、競争率が低い代わりに求められるレベルが上がる構造、「不利になる」という噂の真偽、求人の数を増やす現実的な方法を、それぞれの立場から具体的に解説します。
他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。
回答者は以下の2名です。
この記事に回答した専門家

三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。
この記事に回答した専門家

田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。
ご相談内容:非公開求人のメリット・デメリットについて(25歳男性)
質問
25歳男です。
現在営業職の仕事をしているのですが、上司とのトラブル等も重なり転職を考え、今はハローワークで仕事を探しています。
なかなか良い求人がないので困っていると友人から非公開求人というものがある事を聞きました。
会社が内緒で求人を募集しているらしく、その求人はハローワークや転職サイトにもないとの事です。
とても興味を持ったのですが、色々調べていく内に問題点もあると知りました。
「非公開求人で応募してきた人材は問答無用で採用しない」という事が書かれている記事もありました。
では何故応募するの?と疑問はわいたのですが、また同じように「非公開求人で応募してきたものはお金が余分に発生するので、採用難易度を上げる」と書いていました。
やはり非公開求人を利用すると不利なのでしょうか?
正直ハローワークや転職サイトの求人だけでは物足りず、たくさんの求人に触れたいと考えています。
非公開求人のメリットデメリット、たくさんの求人を知る方法があれば、アドバイスよろしくお願い致します。
人事・転職アドバイザーの回答

競争相手が少ない一方、求められるレベルは高くなります
人事
非公開求人のメリットは、限定された方にしか求人が見られないために競争相手が比較的少ないこと、会社の中で重要なポジションの求人であることです。
デメリットは、すでに転職サイトなどの他の方法で募集をした結果として採用に至らず求職者からずっと掲載されている求人というイメージを持たれないようにするために非公開求人という形で募集をしているケースがあるということ、通常の転職サイトへの掲載費用よりも費用が高いため採用に対して慎重になり結果として求める人材のレベルが高く設定されてしまうことです。
たくさんの求人を知る方法は、人材紹介会社、転職サイト、ハローワーク、求人広告が主な方法です。
ハローワークと転職サイトの求人では物足りないということですが、転職サイトはどの程度のサイトをチェックされていますか?
もし、3社程度ということであれば全然チェックが足りていません。
私が転職活動をしていた時は、常に5~6社の転職サイトをチェックして同時に自分の希望の職種の求人が多い専門のサイトもチェックしていました。
また、時間のある時にはそれ以外のサイトもチェックしていました。
ただ、求人はたくさん見ればいいというわけでもありません。
自分がどんな仕事をしたいのかということを整理できていれば、チェックする求人も自然と絞れてきますので再度、自分の志向を整理して転職活動に取り組んでください。
最後に、企業はどんなに費用が高くても、どうしても欲しい人材は採用することを覚えておいてください。
自分がそんなふうに思われるようになるということを目標にして、ぜひがんばってください。

非公開求人の正体は、エージェントが預かるシークレット案件です
転職アドバイザー
お答えします。
そもそも非公開とはどのようなものかと言いますと、企業人事担当者に代わり転職エージェントが募集などをする求人案件になります。
一般的に会社名や勤務先は非公開の事が多いです。
募集の背景としては、いわゆる超人気企業は求職サイトで掲載をすると山ほど応募書類が届きます、例えば1名の募集に対して2000人などのケースもあり、その2000人の方の書類選考をするとなると、企業の人事担当者の業務量は膨大なものとなります。
そのようなことを避けるため、人材紹介会社が書類選考や求職者のスクリーニングを代行し、人材紹介会社は一般に出回らない好条件のシークレット案件を扱っています。
そのような非公開求人案件ですと、企業側は転職エージェントに紹介手数料を支払う必要があるため、企業側はほぼパーフェクトに求人票にマッチする求職者が求めます。
例えば、営業の経験が3年以上とある場合は、3年以上の営業の経験のない求職者の方はご紹介が難しいですし、書類選考が通過しづらいです。
それゆえに採用までのハードルが上がり、求人サイト経由の自己公募よりも人材紹介経由の方が内定が出ずらい傾向があります。
しかし非公開求人は有名企業や好条件のものも多いので、沢山の求人に触れたいのであれば、転職エージェントの利用も考えてみてください。
非公開求人に触れるには、それを保有するエージェント・サイトへの登録が入口になります。
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非公開求人を利用すると不利なのでしょうか
D・M 25歳男性