エントリーシートの見本と例
見本とすべきエントリーシートの内容とは誰もが一度は苦戦するエントリーシート。私も就活当初、連続不合格15社を記録する程でした。しかしあるエントリーシートに出会い、そして自分なりに必勝法を見つけて以来、私は連続不合格記録保持者から学内でも有名なエントリーシートマスターへとなったのです。見本とすべきエントリーシートの内容とは“具体性”“説得性”“サプライズ”。この3つを兼ね揃えたものなのです。
文章は短めに、しかし具体的に
採用担当者は一日に何十枚、何百枚ものエントリーシートを見ていることを御存知ですか。したがい長文や曖昧な内容は、読み手にとって苦痛以外の何物でもないのです。私の出会った見本とすべきエントリーシートは、“具体性”に富みつつコンパクトにまとめられていたため、非常に理解し易いものでした。
初めに結論、次にそれに対する具体的理由や背景、終わりに結論という構成であったため、流し読みをしても内容が印象に残り易かったのです。よく“具体性”と言われると、詳細を描こうとして長文となる方が多いですが、長々と書けばよいわけではありません。
必ず話の重要ポイント(具体的な数字、名称等)があるはずですので、それを5W1Hに則ってキーワードとして埋め込んで作成すればよいのです。読み手は何十枚、何百枚ものエントリーシートを読んできていること。自分の書くエピソードはあくまで自分しか知らないこと。これらを常に考えて作成することが大切なのです。
相手を説得させられる文章を書く
エントリーシートとは“企業側に自分自身に対して興味を抱かせ、採用するメリットをイメージさせるもの”。これは見本となるエントリーシートに出会った後、私が自分なりに出した答えです。
そもそも企業が求める人材とは“自社にマッチし、自社に利益を与えてくれる人”のはずです。しかしエントリーシートが無ければ、企業は就活生に関する情報は得られず、そしてその人採用による影響も想像できないのです。したがいエントリーシートは企業が人材を見極めるための大切なツールであり、就活生はそれを上手に利用して企業側に“自分は優秀な人材である”と説得させる必要があるのです。
“説得性”をもたすためにすべきこと。それは数字や名称等を用いて文章に“具体性”や根拠を出すことです。そして“自分は優秀である”と万人を説得させられる文章を作成すればよいのです。
言わば学生時代の取り組み等は単なるエピソード。相手を説得させるために使用するツールに過ぎません。アピールすべきは学生時代の取り組み内容そのものではなく、その裏にある“自分は優秀である”なのです。取り組み内容がどんなに素晴らしくても、相手を説得させられる文章が書けなければ相手には何も伝わりませんし、魅力的にも映らないのです。
エントリーシートには“サプライズ”を
“サプライズ”とは、読み手が驚いたり興味を持ったりする内容を指します。私の場合は、自己PRの冒頭に「私は永遠の野球部マネージャーです」と書きました。一見、???となる一文ですが、非常にインパクトがあると思いませんか。他人とは被らない珍しい内容ですね。
もちろんインパクトや他者との差別化のためだけに書いたのではありません。高校時代より続けた野球部マネージャーという経験と、またその経験で得た広い視野・臨機応変さ・柔軟性を説明するために書いたのです。
これはエントリーシートだけでなく、実際の面接でも使用しました。“サプライズ”により他者にはないインパクトを出し、そしてそれを“具体性”“説得性”のある文章できちんと説明すること。この方法を用いることで、読み手に強い印象を与えるだけでなく、自然と興味を湧かせてしまうのです。
まとめ
このように見本とすべきエントリーシートの内容とは、“具体性”“説得性”“サプライズ”という3つのポイントを含んだものなのです。エントリーシートの提出目的は、あくまで企業側に自分自身に対して興味を抱かせ、採用するメリットをイメージさせるもの。自分が伝えたい内容を一方的・自己満足的に書くことではないのです。
“自分は優秀な人材である”ということを具体的に、そしてインパクトを持たせつつ、相手に納得して貰えるような文章を書くことが大切なのです。そのことを見本に作成すれば、誰でも簡単にエントリーシートを作成できるでしょう。