質問
28歳男性、フリーターをしています。
私は大学になじめず閉じこもりがちになり、なんとか大学は卒業できたものの就職活度をする余裕がありませんでした。
その後は今に至るまで、アルバイトとしてなんとか食いつないできました。
とはいえ、いつまでもこのような生活を続けているわけにはいかないと思い、昨年から就職活動をしています。希望職種は営業で、就職活動を進めてきました。
人手不足ということもあり、面接までは何とかたどり着くことができるのですが、肝心の面接で連戦連敗が続いています。
失敗の原因を自分なりに分析してみたのですが、おそらく自己PR特に自分の長所をうまく相手に伝えれないところに問題があるのではないかと考えました。
私はこの年までアルバイトしか経験したことがなく、アピールできるような仕事上の実績がありません。
特別な資格を持っているわけでもありませんし、学生時代の成績が良かったわけでもなく、スポーツで活躍した実績もありません。
そんな何も自慢できるところがない私自身をどうやってPRしてよいのか困り果てています。
どのように自己PRをすればよいのか、その方法を教えていただきたいと思います。
転職コンサルタント、職業訓練講師の回答
転職コンサルタント
面接で連戦連敗のこと、大変落ち込まれたことでしょう。
自己効力感が大分下がっていることかと思いますが、視点や捉え方を変えて、面接まではなんとかたどり着けているということをプラスに捉えてみても気分が楽になるかもしれませんよ。
どのように自己PRをすればよいのか、ノウハウ的なことはお伝えすることはできますが、まずは質問者様が、いまの消極的な気持ちから、次に向かってまた積極的に動き出そうという気持ちに持ち直すことが先決かと思います。
前向きな気持ちになれたら一度、これまで面接で聞かれたこととそれに対して答えたこと、そして反省点の3点を一覧にしてリストを作ってみてはいかがでしょうか。
少しずつ、経験が積み上げられていく実感も得られるのではないかと思いますし、なによりそういった積み上げがあることを実感できれば、これまでやってきたことが無駄でないという捉え方もできるようになるかもしれません。
今後、いろんな人に相談をしていく上でも、短時間でたくさんの情報を伝えることができますし、それに伴って有益な助言が得られる可能性も高くなると思います。
また、いわゆる「カタルシス効果」で、ご自身の思考が促されるという側面もあります。
一緒に考えていくためにも、私に材料を提供する意味でもぜひまとめてみてください。
職業訓練講師、若年者就職指導
面接はほとんどの職種の採用において重視されます。
特に営業職では面接での振る舞いが仕事の向き不向きとも判断されるので、なんとか克服するよう努力しましょう。
ところで、自己PRは過去の経験だけでなく、現在の自分の考えや、将来の目標まで幅広く伝えることで、能力と意欲を伝えるものです。
あなたは過去のアルバイトで、接客やチーム作業などの経験はありませんか。どのような職場でもコミュニケーションスキルは必要です。
しかし、何もわからない状況から仕事に慣れたり、緊張感が解けたりするためには、どのような姿勢が大事なのでしょうか。
上手にコミュニケーションをとるためには、相手と話題をあわせたり、しっかりと聞く姿勢見せて好印象を与えたりする必要があります。
これは営業の基本にも繋がるはずです。
全て上手にできなくても、コミュニケーションの大切さについて自分の考えや経験をまとめてみてはいかがでしょうか。
次になぜ営業職を目指そうとしているのかをまとめてみましょう。
あなたにとって営業職の魅力は何なのか。
それを思った理由やきっかけを話してみましょう。
そして、将来どのような営業マンになりたいか企業研究をしっかり行ったうえで、どのような努力をし、まず何を目標とするのか伝えてみましょう。
面接において試験官が知りたいのは、あなたの「過去」ではなく、社員としての「将来性」です。
中途採用でも、その職場に入れば一から仕事を学んでいきます。
たとえ経験や資格があっても、仕事に向き合う意欲が無ければ会社にとって意味のある人材になりません。
そして、なにより自己PRでは自信を持って語ることが大切です。しっかりと準備をして面接に臨んでください。
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R・K 28歳男性