本記事は「結婚を機に金融機関を退職したが、これから子供を作る予定がある中で正社員として再就職できるのか、面接で正直に伝えてよいのか」という女性からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。
妊娠・出産の可能性を理由にした不採用が許されない差別にあたること、託児所や育休制度で見極める長く働ける会社の選び方、入社後1〜2年は仕事を覚えてから堂々と産休・育休を取る働き方、面接で押し付けにならない伝え方を、2名の専門家がそれぞれの立場から具体的に解説します。
他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。
回答者は以下の2名です。
この記事に回答した専門家

田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。
この記事に回答した専門家

三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。
ご相談内容:子供を作る予定がある中での正社員再就職について(金融機関出身の女性)
質問
私は以前金融機関に6年間勤めており、結婚を機に退職致しました。
主人の転職についていくために仕事を辞めたのですが、家にずっといるのは性に合わないため再就職を目指しております。
しかし今の時点では子供はいないのですが早いうちに子供を作りたいと考えていて、就職してもすぐに休職することになるかもしれません。
そもそも結婚を理由に退職したのに次の会社で正社員として雇ってもらえるのでしょうか。
同じように結婚を理由に退職した友人の話を聞くと、正社員ではなくパートであっても面接の際に子供ができた時のことを聞かれたそうです。
子供を作る気がないと言えば就職出来るかもしれませんが、そのような嘘をついてまで働く気にはなれません。
すぐに子供ができるかも分かりませんし、なるべく早めに職に就きたいのですがなかなか思うように就職活動が進みません。
パートであれば仕事は見つかるかもしれませんが、出来る限り福利厚生がしっかりしていて、子供が出来ても退職せずにずっと働ける会社に勤めたいと思っております。
正直に自分の考えを面接で伝えても大丈夫でしょうか。どのように就職活動をすれば良いか教えて下さい
転職アドバイザー・人事の回答

ダイバーシティーが浸透されているのが一般的
転職アドバイザー 田中
質問者さんのような立場にある志願者を、今後子供ができる可能性があるからと言って採用しないのは、場合によっては企業は法律的にも社会的にも許されないケースがあります。
決してあってはならない差別です。
仮に質問者さんが実際に面接でご質問に記載しているような印象で落とされたのであれば、むしろ良かったと思ったほうがよいかもしれません。
今はダイバーシティーという考え方広く浸透されているのが一般的です。
俗にいうブラック企業というのは、女性特に子供がいたり、出産したりする方々を蔑視する傾向があります。
ですから、決して就職してはいけない企業なのです。賢い企業は、日本の労働力人口が今後減少していく事実に対してきちんと向き合って対策をとっています。
託児所を自社ビル内で運営したり、出産・育児休暇の制度をきちんと設けて、復帰後のキャリアをきちんと考える制度を設けている企業が多くなってきています。
質問者さんのような方々が働いてこそ、労働力人口の歯止めになりますし、その企業のためだけでなく、日本全体のためになるということを是非認識して頂き、どうかご心配いただかなくても大丈夫です

貢献したいという思いを伝えた上で将来的に子供も欲しいと伝えましょう
人事 三上
正直に自分の考えを面接で伝えても大丈夫でしょうか。どのように就職活動をすれば良いか教えて下さい。
⇒自分の考えとマッチしない会社で働いても長続きはしないと思いますので、面接などで話をしてもいいと思います。
結婚を機に退職をして家庭が落ち着いたので、また働きたいという方は結構おられます。
実際に私もそのような方を面接したこともありますし、採用したこともあります。
ただ、あなたの考えを押し付けるようなことはしてはいけません。これだけは必ず注意してください。
企業も人材が必要なので限られた予算の中で求人を出して貴重な時間を使って選考を行っています。
それをふまえた上で、正社員として働くのであれば少なくとも1年から2年ぐらいはしっかり仕事を覚えて一通り経験をして会社から必要とされるようになってから堂々と産休・育休をとられたらどうでしょうか。
面接では具体的に何年などの話はする必要はないと思いますが、しっかり仕事を覚えて会社に貢献したいという思いを伝えた上で将来的には子供も欲しいということを話す方が良いでしょう。
休職後も復帰して長く勤めたいと思っておられるのであれば、その方が復帰後も職場の人間関係がうまくいくでしょうし、それぐらいの気構えで臨まれた方が就職活動もうまくいくのではないでしょうか。
入社後あまりにも短い期間で休職になった場合、復帰後の仕事に対する不安や人間関係などの不安など余計な心配事も増えてしまうと思います。
もちろん、家族にもきちんと相談した上で無理のない範囲で判断して就職活動を進めていってください
求人の探し場所を広げたいときは、フリーター・20代向けの就職(転職)サイトまとめが窓口の一覧になります。
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再就職したいですが、子供を作る予定があります
K・N 女性