本記事は「大学卒業後から飲食業界で正社員として5〜6年働き、本来やりたかったブライダル業界へ転職活動中。日程調整が難しく面接に至らない、アピールポイントが笑顔と明るさしかないと指摘される。仕事を辞めて背水の陣で臨むべきか、アピール方法を変えるべきか悩んでいる」という28歳男性からのご相談に、2名の専門家がそれぞれの立場から回答した内容です。
飲食業界の正社員5〜6年で身につけたマネジメント感覚やビジネススキルの言語化、笑顔と明るさを「具体的な行動+理由+成果」の3点セットで採用担当者に伝える方法、不定期な休みでも面接日程を調整する就業中転職者の動き方、退職して背水の陣で臨むことの是非を、2名の専門家がそれぞれの立場から具体的に解説します。
他サイトやSNSの寄せ集めではなく、当サイトが独自に募集した相談内容に、現役の専門家が直接回答した一次情報です。
回答者は以下の2名です。
この記事に回答した専門家

田中
人材紹介会社で現役のキャリアアドバイザーとして勤務、業界経験4年。日々履歴書添削・面接指導を行う。自身も2度の転職経験あり。
この記事に回答した専門家

三上
大手商社で女性総合職として入社、営業担当。新卒採用にも携わり、学生相談・リクルーター面談・合否判断の経験を持つ。
ご相談内容:飲食業界からブライダル業界への未経験転職とアピールポイントについて(28歳男性)
質問
大学卒業後から飲食業界で働いてきましたが、本来やりたかったブライダルの仕事をしたいと思い転職活動をしています。
転職サイトにも登録し転職活動を行っていますが思うようにうまくいきません。
ひとつは、日程の調整が難しいこと。飲食店なので休みが不定期かつ一週間前までわからないこともあり、面接の日程に併せられず採用まで至らない。
ふたつめはアピールポイントがあまりないことです。
特にアピールできる資格もなく、サービス業をやってきたゆえの笑顔と明るさくらいがウリなのですが、1度面接先の人事の方に「正直、それだけでは受かりません。」と言われてしまいました。
仕事のなかで転職先に通じる経験を積み、活かせるような人材が欲しいとのことでした。まだブライダルへの夢を諦めてはいませんが、年齢的にも先延ばしにできない状況と思っています。
いっそ仕事を辞めて背水の陣で臨む方がいいのか、アピールポイントを変えるべきなのか。色々悩んでいます。
未経験職種で有効な資格なく転職成功のアドバイスいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
転職アドバイザー・人事の回答

飲食業界正社員5〜6年で身につけたマネジメント感覚とビジネススキルをアピールしましょう
転職アドバイザー 田中
質問者さんは少なくとも飲食業界を正社員として5~6年間勤めていらっしゃることになります。
これはとても立派なキャリアになるのです。まさに前職の経験を活かしてキャリアチェンジするのですから、全体からいえばまったく問題ありません。
アルバイトや無職で6年間を過ごしたわけではありませんので、そのような志願者とは差別化が可能です。
では、どのようアピールしたらよいかという点ですが、質問者さんはおそらく笑顔と明るさ以外にも多くのことを身に着けています。
アルバイト社員の教育や1つの店舗を店長ではないながらも、社員の一員として切り盛りしていくマネジメント感覚をすでに習得できているはずです。
一見自分では見えていない点かもしれませんが、少なくとも新人時代と比較して何も成長していないということは決してありません。
面接先の人が言う笑顔と明るさだけでは受からないのはその通りです。アルバイト社員でも持っているものだからです。
正社員として責任を持って職務に励んでいた事実、そして身に着けたビジネススキルをアピールしてみてください。

笑顔と明るさを「具体的行動+理由+成果」の3点セットで採用担当者に伝えましょう
人事 三上
飲食店なので休みが不定期かつ一週間前までわからないこともあり、面接の日程に併せられず採用まで至らない。
⇒就業中ということで日程調整が難しいことは理解できます。
ただし、採用担当者も多数の応募者の面接調整と採用業務以外の業務をこなしながら面接日時を管理しています。
お互い難しい状況にあるということをふまえた上で、採用担当者からすればこの会社で働きたいという気持ちが強ければ何とか調整できるはずだと考えます。
厳しい言い方になってしまいますが、面接日時が調整できないようでは会社に入ってからも業務をこなしていくことは難しいのではないかと思ってしまいます。
採用担当者も良い方を採用したいと思っているので、指定された日が無理でもそれ以外の日で幅広く自分の都合の良い日時を伝えるようにするなど工夫をするように心がけてください。
ふたつめはアピールポイントがあまりないことです。
⇒あなたが思っているアピールポイントの笑顔と明るさをぜひ活かしてください。飲食業界での経験を無駄にしてはいけません。
あなたは気づいていないかもしれませんが、笑顔、明るさは誰でも持っている面でありながら誰もが表現できているわけではないのです。
まずは、その自分の良さを再認識してください。
次に、その明るさ、笑顔をどうアピールするかということを考えてください。ここが大事なポイントです。
例えば、「お客様が来店された際だけでなく、お客様が帰られる際に一番明るい笑顔で『ありがとうございました』と挨拶するように心がけていました。理由は、また来店していただきたいという思いをお客様に伝えたいからです。また、そうすることで店の客数を伸ばすことに貢献できると考えて取り組んでいました。』
このように伝えるとブライダル業界は未経験でも飲食業界での接客経験を活かしてがんばってくれそうだなと採用担当者に思ってもらえるのではないでしょうか。
このような切り口でもう一度、これまでの経験を振り返ってみてください。
アピールポイントを変えるというよりは、アピールの仕方を工夫することを心掛けてください。そして、改めてチャレンジしてみてください。
仕事をやめることを検討するのはそれからでもいいと思います。ぜひ、がんばってください
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飲食業界からブライダル業界へ未経験転職。笑顔と明るさだけでは受からないと言われアピール方法に悩む
K・T 28歳男性