育児休暇。最近では、育児休暇を利用しながら仕事を続ける人が増えましたね。大企業であればあるほど、女性だけでなく男性の育児休暇取得の推進は進んでおり、育児休暇後の職場復帰に関するサポートも手厚くなっています。
育児休暇とはいえ、仕事にブランクが空いてしまうのは事実
しかしそうは言っても、休暇は休暇。仕事にブランクが空いてしまうのは事実なのです。
職場や周囲のサポートが得られるかは自分次第
育児休暇後の職場復帰サポートがある会社であれば、誰でもスムーズに復帰できると思ってはいませんか?
残念ながらそれは、大きな勘違い。いくら大手企業や周囲に優しい職場であっても、きちんと周りからのサポートや理解を得られるかは、あくまで自分次第です。逆に企業として体制や制度が整っていない場合でも、育児休暇後の自分次第であれば、相当なサポートや理解を得ることは可能なのです。
育児休暇だったのだからという姿勢は通用しない
冒頭申し上げたように、育児休暇とは言え、職場の人間や取引先からすれば、休みは休みです。何が理由であれ、仕事をしていなかったという事実に変わりはありません。
“育児が理由だったのだから仕方ない”というような姿勢で仕事復帰を果たす人は見かけませんか?正論と言えば正論ではありますが、その態度は頂けないですよね?
確かに育児休暇で休んでいたのかもしれません。しかしながらそれはあくまで自己都合と言えば自己都合。仕方がないのだからというような姿勢は、我儘極まりありません。絶対にNGなのです。
では育児休暇後、スムーズに職場復帰するためには?
ここからは実践編。育児休暇後、スムーズに職場復帰するためのコツについてお話ししていきます。
1から教えを請う
先ず、最もシンプル且つ有効な方法。それは、新入社員になったつもりで、1から教えを請うことです。
働いている人ならわかると思いますが、仕事を1週間休むともはや大変なことになりますよね?自身の知らないことが発生していたり、新しいことが始まっていたり。
では育児休暇後は?想像しただけでもちょっと恐ろしいと思いませんか?育児休暇前と同じような姿勢で仕事に臨んでも、知識、経験不足が必ず露呈し、絶対に自身一人で仕事を進めることはできないでしょう。ゆえに、育児休暇後は、どんなにベテラン社員であったとしても、1からまた勉強し直すつもりで臨むべきなのです。
ひょっとしたら育児休暇前は自身の後輩や部下として働いていた人に、色々教えて貰わなければならない立場になるかもしれません。そんな時でも絶対に先輩づら、上司づらをしてはなりませんよ?かつては自身の方が仕事の腕はあったとしても、ブランクがあったのは事実。育児休暇期間中に、その後輩や部下の方が腕を上げているかもしれません。
素直に頭を下げる。教えて貰う。戦力としてきちんと周囲にまた認めて貰うためには、そんな低姿勢が大切なのです。
“私がいた頃は、こうじゃなかったんだけどね~。”教えて貰っておきながらこんな言い訳を並べるのも絶対にNGですよ?
育児を理由に仕事を投げ出さない
続いてのコツは、育児を理由に仕事を投げ出さないということです。お迎えがあるからなんて言って、仕事が途中であっても切り上げるのは絶対にNGです。
事実、元職場にはこのような女性がかなり存在しました。なかには、3時には会社を出ないといけないからその前提で仕事を依頼するようになんて偉そうなことまで言いだす人も。
凄いですよね?自身の生活サイクルを最優先、大前提にして仕事をしていたその女性は、当然のことながら周囲の評判は最悪。給料泥棒、図々しいなんて影で言われていました。こんなことでは、表面上は仲間として迎え入れてくれていても、いざという時には誰も助けてはくれませんよね?
ここまでしかできないというリミットは絶対に自分で設けてはいけません。 育児をしながら仕事を続けようという選択をしたのはあなたです。であれば、育児ありきで仕事をするのではなく、職場にいる間は、今まで通り仕事をしなければなりません。
時間内に終わらなそうであれば、どうすれば時間内に終えられるか考える。これは育児中であれ何であれ、当たり前。そのような姿勢を貫いていけば、自然と周囲が理解をしてくれ、知らず知らずのうちに働きやすい環境に周囲が整えてくれるでしょう。結果としてスムーズに職場復帰を果たせるのです。
まとめ
いかがでしたか?育児休暇を取得することは、決して悪いことではありませんし、推進されていることです。
しかし、職場復帰をスムーズに果たせられるかどうかと言えば、それは自分次第。折角職場復帰を果たしたのに、なかなかうまくいかないなんてことのないよう、今回挙げたコツは是非参考にしてみてくださいね。